安倍泥舟改造内閣の大臣を裸にする
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吉野正芳復興相 “オラが選挙区”欲しくて地元市長選に必死
そこかしこに現職市長と一緒の「2連のぼり」がはためいていた。来月3日に市長選の告示を控え、地元・いわき市は既に選挙ムードだ。市議会の自民党会派は長年分裂し、過去3回の市長選は互いに候補を擁立。常に新…
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加藤勝信厚生労働相はゴットマザー人事でステップアップ
自民党内では「何度目のゴッドマザー人事なんだ」と、もっぱらである。前内閣からの残留はわずか6人。そんな中で、唯一の横滑りだった。 「安倍政権を支えてきた麻生財務相と菅官房長官は外せず、北方領土…
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鈴木俊一五輪相は“閨閥”のコネ入閣…父も義兄も元首相
2002年の環境相から、2度目の入閣。父は鈴木善幸元首相、妻は宮沢喜一元首相のいとこ、義兄が麻生太郎副総理兼財務相という“コネ入閣”で、「調整力と気配りの鈴木。それ以上でもそれ以下でもない」(自民党…
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江崎鉄磨・沖縄北方相 たび重なる失言裏付けるバカ正直者
この人で大丈夫なのか――。今月3日の内閣改造から2日後、地元事務所の大臣就任祝賀会後の取材で「(国会答弁を間違えないように)役所の原稿を朗読する」と発言して入閣早々やらかした。さらに、北方領土問題に…
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中川雅治は統一教会系イベントで度々名前が 特別委員長として「特定秘密保護法」を狂乱採決
答弁の安定性を重視したとされる改造内閣で、元環境事務次官の経歴が買われて初入閣を果たした。参院東京選挙区の自民は、丸川珠代や朝日健太郎といった有名人で無党派を狙う一方、組織票を実務派で固める。武見敬…
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上川法務相 地味なバリキャリは問題大臣の後釜が指定席化
「私の頭脳が対応できなくて申し訳ありません」――。与野党が激しく対立した共謀罪法案の国会審議で、こんな迷答弁を残した金田勝年前大臣の後任として再登板した。前回は、うちわ問題で2カ月足らずで辞任に追い込…
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齋藤健農水相 「石破派切り崩し」思惑ありきの“抜擢”人事
“女性枠”でもないのに衆院当選3回での農水大臣は異例。自民党内には“入閣適齢期”とされる当選5回以上が60人もいるのに、彼らの反発を買うのを承知で安倍首相が抜擢したのは、思惑ありきだ。 「今回の…
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小此木八郎・国家公安委員長 “核武装検討”のウルトラ右翼
初入閣した6人のうちの1人。「党や国会にあって危機管理対応に手腕を発揮してきた」。組閣人事の会見で、安倍首相は人物像をこう評していたが、永田町では、ポスト安倍の有力候補と目される石破茂元地方創生担当…
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松山政司1億総活躍相 ミュージシャン挫折し40歳で大学に
「真面目だけど華がない」「ちょっと地味」と言われるほど影が薄い。2001年に参院福岡選挙区で当選して政界入り。今回、初入閣を果たした。岸田派から入閣した4人のうちの1人で、「あくまでも参院の入閣枠。大…
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梶山弘志地方創生相 “石破嫌がらせ枠”で初入閣した元側近
現在、石破派には所属していないが、もともとは石破茂の側近。いまでも関係は悪くない。今回、安倍首相が梶山弘志を初入閣させたのは、最大のライバル、石破に対する嫌がらせだ。 「同じく初入閣した小此木…
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林芳正文科相 “助っ人ポスト”ばかりは安倍首相の嫌がらせ
政策通でそつがない――。自民党内でこう評価される林は、第2次安倍政権では困った時の“助っ人”役を頼まれてきた。2015年2月に西川公也農相が「違法献金疑惑」で辞任した後を引き継ぎ、16年1月に甘利明…
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小野寺防衛相 謙虚さで入閣も過去に試乗オスプレイを絶賛
第2次安倍内閣の発足以来、2度目の防衛相に就いた。閉会中審査ではトップバッターで質問に立ち、安倍首相の「潔白」を訴え続けた。その論功行賞の入閣と言われているが、「“問題児”だった稲田前防衛相がごちゃ…
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茂木敏充経済再生相 官僚に“キング”と呼ばれる気性の荒さ
「アベノミクス」の司令塔として、4度目の入閣。新設の「人づくり革命」担当相も兼任する。実務能力の高さは安倍官邸の“お墨付き”らしいが、「いかんせん人望がない」(自民党議員)ともっぱら。 「『自分…
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野田聖子総務相 「一番嫌いな人」枠での入閣で批判封印か
公然と安倍首相に敵対してきたが、3度目の入閣を果たした。 「森元首相の『支持率を回復させたければ一番嫌いな人を入閣させろ』という助言に従った人事ともいわれています。東京都の小池知事とのパイプ役…
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河野太郎外相のサプライズ 官邸の思惑は“総裁選の捨て駒”
“お友達内閣”のイメージ払拭のため、外相という要職に起用された。6日、早速フィリピンに入り、ASEANの関連行事に参加した。 反原発など歯に衣着せぬ言動が目立ち、安倍首相はギリギリまで河野の…