関西の“失敗しない”食事処
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神戸酒心館さかばやし(石屋川)日本酒をかけて味わう盛りそば
そばで一杯飲むのは江戸の文化だそうで、その昔から、なぜだか関西にはなじまない。在阪のそば屋などがその光景を醸し出したくて努力しているが、どうしても関西人は麺類と酒を切り離して食事するきらいがあるよう…
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ラウンジ&ダイニング ピア(元町)ユニークなフラッペ
暑くなると恋しいのがかき氷。最近はかき氷も並んでまで食べるという風潮が出てきた。そんなブームを背景にしたわけではないが、毎年夏が来るとフラッペに注力しているというのが神戸メリケンパークオリエンタルホ…
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お多福(兵庫)ボリューミーなホルモン焼きうどんが絶品
中国自動車道佐用ICを降りると、ホルモン焼きうどんの店を多く目にする。ホルモン焼きうどんとは、鉄板で牛内臓肉とうどんを炒め、特製のタレにつけて味わうこのあたりの名物料理で、大半の店がこの単一メニュー…
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Amuni(和歌山) 活け締めの天然魚をイタリアンで
うまいものを求めて行動する人たちが増えたせいか、グルメの波動円は大きくなり、大阪の繁華街さながらの店が地方にも立地するようになった。私が先日訪れた和歌山の「アムニー」もその一例で、和歌山にいることを…
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Words+Worth(芦屋)イタリアン炉端風料理
芦屋は昔から商売がしにくい地といわれる。富裕層が多い分だけ、口が肥えている人もたくさんおり、しかも阪神間特有の保守的な行動も目立つからだ。そんな芦屋にあって注目を集めているのが阪神芦屋駅近くにオープ…
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創作料理 JanSun(福島)3000円で創作料理を飲み食いOK
阪神福島駅近く、国道2号線の一本南側の路地に手軽に味わえる「Jan Sun」なる店がある。この店を営むのは梶野靖子さん。彼女は西中島にラウンジ「Jan」も持っている。 実は「Jan」は20年…
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そば庄 鉄砲店(出石)そばの町で名物職人が打つ
暖かくなったので北へ車を走らせたい。 出石は誰もが知るそば処で、1706年に出石藩主の松平氏と信州・上田藩主の仙石氏が国替えになり、その時に仙石政明がそば職人を連れて来たことからこの地に信州…
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コバトCOBATO 836(天満)超人気パン店の和洋な玉子サンド
京阪天満橋駅から大川をはさんだ北側にコバトパン工場なるコッペパンの専門店がある。超人気店らしくひっきりなしにパンを求める客の姿が目立つ。 このコバトパン工場の系列で、すぐ近くにあるのが「コバ…
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三田牛専門店 甲斐(三田)悲願のブランド肉で極上すき焼き
三田牛は、神戸ビーフにも用いられるほど昔から和牛の名産の一つ。但馬牛を素牛として三田市内で肥育し、三田食肉センターで解体処理した月齢30カ月以上の牛をそう呼んでいる。ただ神戸ビーフのように格付呼称制…
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Cafe Tokiona(天満)ノスタルジックな空間でカフェ&人気ランチ
有名アーティストが訪れるなど常に話題にのぼるのが天満にある「カフェ トキオナ」だ。トキオナとは、バスク語で気持ちのいい場所の意。その名の通り、ゆったりとくつろげる空間がウリである。 「テーマは…
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SABOR(有馬)希少な高級肉で作ったご当地バーガー
最近は個性的なハンバーガーが人気だそうで、テレビでもよく紹介されている。有馬玩具博物館2階に3月にお目見えした「サボール」は、有馬温泉ならではのハンバーガーを提供するレストランだ。 同店の最…
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夫婦善哉(難波)カップルで食べたい名物ぜんざい
以前、大阪外食産業協会の30周年誌を作った時に、同協会員だったサトフードサービスの人から「夫婦善哉」について詳しく聞いたことがある。 同店の始まりは明治16年、文楽の太夫だった竹本琴太夫こと…
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BAR TRUFFLE(阪神六甲)午後2時から飲める本格的バー
日の高いうちから一杯飲む――これは左党にとって理想かもしれない。 阪急六甲駅南口を出てすぐの所にある「トラッフル」は、なんと午後2時からやっているバーなのだ。「海外では早い時間から開いている…
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日本料理 湯木(北新地 新店)魯山人のすき焼きが蘇る
食通として数多くの逸話を残した北大路魯山人は、すき焼きとて独特の食べ方をした。煮立てしながら食べることを書生食いと非難し、「砂糖を入れれば旨いとする料理は極端に味覚の低下を示す」と、一般的な作り方を…
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内橋ラーメン(西脇)実にシンプルな伝統のラーメン
播州ラーメンに凝って一時期足しげく通ったことがある。兵庫県西脇市にラーメン屋が多いのは、かつてこの地が播州織として知られる繊維産業の町だったからだ。 当時は集団就職して来た女性が繊維工場で2…
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うどん 千とせ本店(難波)花紀京で有名になった大阪名物・肉吸い
もはや大阪の観光名所である。開店の10時30分前にすでに長蛇の列ができている。営業時間は昼の2時半まで、その4時間に、噂を聞いた人たちがいっぱい訪れるのだという。わが友人の元漫画雑誌編集者も「大阪へ…
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ステーキハウスオリエンタル(元町)神戸ビーフやフォアグラの酒粕料理
「酒粕料理を神戸の郷土料理に」と宣言して始めた酒粕プロジェクトが今季で4回目の冬を迎えた。清酒・福寿の酒粕をもとに各店がその創作性を競うわけだが、今年は増えに増えて神戸市内で35店舗が参加している。 …
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Bar SAVOY hommage(花隈)バーテンダーで世界初? 酒粕でカクテル
花隈にあるバー「サヴォイ オマージュ」は、気鋭のバーテンダー・森崎和哉さんが営んでいる。 彼は昨年、香港で開かれたオールワールドオープンカップ2017に日本代表として出場し、創作カクテルで見…
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又三郎(長居)ぜいたく仕様 自前のこだわり熟成肉に驚き!
数年前から熟成肉が話題で、うま味を凝縮させるために一定期間貯蔵させ、それを使用する焼き肉店が増えている。 JR阪和線長居駅前にある「又三郎」は、ドライエイジングした熟成肉を出す店で、高知県産…
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アコルドゥ(奈良)コースのみの現代スペイン料理店
奈良公園近くに、評判を取るスペイン料理店がある。「アコルドゥ」といい、現代スペイン料理の旗手・川島宙シェフが営んでいる。 「西洋銀座」や「京都センチュリーホテル」で王道フレンチを学んだ川島シェ…