金融危機 20年目の現実
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コモンズ投信・伊井哲朗社長 元山一社員が語る第二の人生
「あのとき、妻のお腹の中には、娘がいました。今年、娘が19歳の誕生日に当時の状況を話したら、驚いていました」 そう笑いながら語るのは、コモンズ投信社長の伊井哲朗氏(57)だ。 20年前…
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メディアが報じなかった「平成の取り付け騒ぎ」の真相
1997年11月26日早朝、大蔵省は記者会見を開き、「徳陽シティ銀行(仙台拠点の地銀)が不良債権を抱えて経営破綻した」と発表した。営業権は地元の仙台銀行に譲渡することとなった。山一証券の自主廃業が報…
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銀行員の暮らしも一変 使える経費は「昔天国、いま地獄」
銀行員の暮らしも様変わりした。 「バブル景気のころ、私は高校生。たまたま、横須賀の実家の近くに長銀(日本長期信用銀行、1998年に破綻)勤務の方が住んでました。オヤジとほぼ同じくらいの年だから…
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りそな一時国有化 竹中平蔵出現で銀行は元気になったのか
「大手20行は潰さない」 旧大蔵省はかつてこう言っていたものだ。 ところが、97年11月に北海道拓殖銀行が経営破綻。主幹事を務める山一証券も連鎖的に自主廃業に追い込まれた。 そ…
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第1回 「山一廃業」海外の投資家は事前に知っていた?
1997年11月22日、日本経済新聞が朝刊で「山一証券、自主廃業へ」と報じた。「勤労感謝の日」を挟んだ3連休の初日の土曜日。スクープは世界を駆け巡った。あれから20年。日本の金融は、何がどう変わった…