本で読み解くNEWSの深層
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ウクライナ戦争のゆくえ
もはや「侵攻」ではなく「ウクライナ戦争」と呼ばれるようになった戦い。そのゆくえは? ◇ ◇ ◇ 「ウクライナ戦争はなぜ終わらないのか」高橋杉雄編著 ロシアの侵攻に際して国…
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AI時代の仕事と社会
AI時代には人間の居場所がなくなってしまうのではないか。そんな懸念が現実のものになりつつあるという。 ◇ 「仕事がなくなる!」丹羽宇一郎著 AI時代になるとニンゲンは機械に仕事を…
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ハイブリッド戦争
サイバー空間を利用しての心理戦、神経戦とリアルな軍事をまぜるハイブリッド戦争が現代の戦いだ。 ◇ ◇ ◇ 「目に見えない戦争」イヴォンヌ・ホフシュテッター著 渡辺玲訳 ハ…
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間違いだらけのデジタル社会
マイナンバー情報漏洩問題はじめ、デジタル社会はエラーだらけだ。 ◇ ◇ ◇ 「システム・エラー社会」ロブ・ライヒほか著 小坂恵理訳 テクノロジーは人間の未来を明るくする、…
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鉄道ニッポンの哀れ
かつて国の大動脈といわれた国鉄(現JR)の路線網。いま私鉄もふくめた鉄道ニッポンは危機に瀕している。 ◇ ◇ ◇ 「時刻表が薄くなる日」上岡直見著 昨年は日本の鉄道創業か…
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中国の実力
急速な軍拡であっという間に米ロに次ぐ世界第3位の軍事大国になった中国。その真の実力は? ◇ ◇ ◇ 「中国軍、その本当の実力は」樋口譲次著 現在の中国軍の原型は国共内戦時…
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ニッポン経済のあえぎ
物価高と安月給の板ばさみにあえぐニッポン。このまま二等国への転落なのか? ◇ 「インフレ・ニッポン」大塚節雄著 昨冬の初め、食品から家電まで多くの消費財の価格が一斉に値上がりした…
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ロックはいま
伝説のウッドストック野外フェスから来夏で55年。若者文化の代名詞だったロックは、いま? ◇ 「ソングの哲学」ボブ・ディラン著、佐藤良明訳 まさかのノーベル文学賞で世界があっと驚い…
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習近平の野望
中国の全人代(全国人民代表大会)で異例の3期目に突入した習近平。その野望は限りを知らない。 ◇ 「習近平三期目の狙いと新チャイナ・セブン」遠藤誉著 既に伝統となっていたはずの慣例…
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さしせまる有事
G7で得意顔の岸田政権だが、露中を排除したことで有事のリスクはむしろ高まったのではないか!? ◇ ◇ ◇ 「沖縄有事」牧野愛博著 ロシアの侵略に耐えて頑強に抵抗を続けるウ…
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遠ざかるYMO
かつてテクノブームで世界を牽引したYMO。メンバーの高橋幸宏、坂本龍一が相次いで亡くなり、ひとつの時代が歴史になろうとしている。 ◇ ◇ ◇ 「はっぴいえんどの原像」サエキけんぞ…
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リスキリング時代の遠回り
岸田政権肝いり事業の「リスキリング」(学び直し)。しかし、ユニークな東大卒業生たちの手記には人生の遠回りこそ真のリスキリングであることが示されている。 ◇ ◇ ◇ 「東大8年生」…
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宗教の魔力
入学、入社シーズンが一段落。しかし宗教の誘いで狂信の道に迷いこむ例が後を絶たない。 ◇ 「統一教会」櫻井義秀著 岸田政権がいつのまにかうやむやにしつつあるが、統一教会問題は保守…
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非暴力という行動
非暴力は何もしない、抵抗しないというだけではない。非暴力を貫くには気力と行動力が必要だ。 ◇ ◇ ◇ 「市民的抵抗」エリカ・チェノウェス著、小林綾子訳 米ハーバード大のケ…
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半導体の復活と危機
既に廃れたはずの半導体産業。ところがいまや安全保障において最重要物資となったのだ。 ◇ ◇ ◇ 「半導体有事」湯之上隆著 かつて日本の独り勝ちだった半導体産業。その後は斜…
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<理想の福祉国家>の現実
税金は高いが、その代わり福祉は充実。子育ても教育も老後の心配もなし──というスウェーデンの通念は本当か。実態は大きく違っているらしいのだ。 ◇ ◇ ◇ 「スウェーデン 福祉大国の…
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野球レジェンド
WBCの熱狂も手伝って、今年のプロ野球は開幕から盛り上がっている。レジェンド話にも花が咲く。 ◇ ◇ ◇ 「酔いどれの鉄腕。」佐藤道郎著 ホークスといえば福岡の球団だが、…
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脳の力
脳科学はお茶の間でもすっかりおなじみだが、実は中身はよく知らないという人がほとんどなのでは? ◇ ◇ ◇ 「ブレイン・プラスティシティー」エリコ・ロウ著 舌を噛みそうな書…
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宗教2世
安倍元首相銃撃事件以来、一気に注目されるようになったのが「宗教2世」。親による子どもの精神的支配とからむ点で普遍性のある問題だ。 ◇ ◇ ◇ 「小川さゆり、宗教2世」小川さゆり著…
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核戦争のリアル
ヒロシマ出身の首相がミサイル防衛の旗を振る日本。他方、世界が恐れるのは膠着したウクライナ情勢でプーチンが「核のボタン」に手をかけることだ。 ◇ ◇ ◇ 「ルポアメリカの核戦力」渡…