1965年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科史学専攻修了。現在、東京都立立川高校で世界史を教える。著書に「世界史読書案内」（岩波ジュニア新書）、「やりなおし高校世界史―考えるための入試問題8問」（ちくま新書）、「第2版 ポイントマスター世界史Bの焦点」（山川出版社）、「『なぜ！？』からはじめる世界史」（山川出版社）、「大人の学参 まるわかり世界史」（文春新書）など。
大人の基礎ノート 5分でわかる世界史
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名古屋大学の入試問題 パルテノン神殿はなぜ世界遺産に？
皆さんはギリシアのアテネに行ったことがあるでしょうか。街を見下ろす高台に、あの有名な神殿がありますね。そうです、パルテノン神殿（写真①）です。これをめぐり、２０１９年に名古屋大学の入試問題で次のよう…
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大昔は新人、旧人、原人が併存？ 現生人類も絶滅の可能性
では大学入試ふうに４択問題としましょう。次の写真Ａ、Ｂを見て、どちらがヒトでどちらがサルかを推理してください。 ア）Ａ：ヒト Ｂ：サル イ）Ａ：サル Ｂ：ヒト ウ）Ａ：ヒト Ｂ：ヒト エ…
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キューバ危機から世界を救った「米ソ交渉」緊迫の13日間
さて今回はまず写真を見てもらいましょう。アメリカ合衆国の偵察機が領空侵犯を行って撮影したものです。これを見て、アメリカ首脳部はあまりの恐怖に凍りついたことでしょう。 “ＬＡＵＮＣＨ ＰＡＤ（…
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民主と自由を求めて…再燃する市民による香港の“雨傘運動”
みなさん、図Ａはなんだと思いますか？ ああ、分かりやすいですね。下に“ＨＯＮＧ ＫＯＮＧ”と書いてありますから、香港の紋章（１９５９年制定）です。といってもこれは過去のもので、現在は図Ｂのようになっ…
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コロナ禍に酷似…世界大戦より死者を出した“スペインかぜ”
■いつの話？ 「流行した地域では街の光景も一変してしまった。学校や公的機関は閉鎖され、外出する人は全員がマスクで武装した。サンフランシスコでは、マスクをしていない者を警察が逮捕した。町の入り口で…
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フランシスコ・ザビエルが遠い日本にやって来たのはなぜ？
恐らく誰もがどこかで一度は見たことのあるフランシスコ＝ザビエルの肖像。ザビエルは日本にカトリックを布教した人でしたが、どこの国の人で、そしてなぜわざわざ日本にまで来たのでしょうか？ これを考える手掛…
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イギリスの正式国名は？ 礫岩国家EU離脱で内紛・独立再燃
少々古いネタで恐縮ですが、この人は誰でしょうか？ そうです、あのデビッド・ベッカム選手です。見ていただきたいのは左胸のエンブレムです。この写真は代表チームのユニホームを着ているものですが、“ENGL…
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ボルトはなぜジャマイカにいる？ 大西洋三角貿易を紐解く
陸上短距離界のスーパースターで１００メートル走の世界記録保持者であるウサイン・ボルト（引退）は、ジャマイカの人ですね。ジャマイカは北米大陸と南米大陸の間にあるカリブ海の島ですが、ここに多くの黒人がい…
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ツタンカーメンとツタンカーテン 黄金のマスクはどっち？
まずは下の写真をご覧ください。今から約１００年前の１９２２年、エジプトの「王家の谷」で発見された少年王のミイラを納めていた黄金のマスクです。もうお分かりですね。この人物は“ツタンカーテン”です。 …
