中村敦夫 末世を生きる辻説法
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コロナ禍も偶然の悲劇とは思えない…人類は一体どうなる?
前世紀後半から顕著になった環境破壊は、今世紀に入って急激な悪化を見せている。 空気、水、土壌汚染は言うまでもなく、CO2の増加による温暖化は300万年安定していた地球の気候に、過去150年間…
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“裏街道一筋”だった森喜朗氏 誰が国際舞台に押し出したか
森喜朗内閣は2000年4月に誕生し、1年そこそこの短命で終わった。そもそも、内閣誕生のいきさつが怪しかった。 4月1日の夜、小渕首相(当時)が官邸で倒れたという噂が飛んだ。その後の首相関連の…
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しがみつく原発マフィア トランプ支持のカルト団体みたい
来月で、福島原発事故から10年が経つ。 原因究明も中途半端なのに、避難民は支援金を打ち切られ、20ミリシーベルト以下の汚染地へ、帰郷せよと迫られている。国際基準の数値は、1ミリシーベルト以下…
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日本はアジア初のカモ…廃物利用の原発を“万歳購入”した人
いくら「反戦」を唱えても、なかなか戦争はなくなりそうもない。なぜなら、戦争は夫婦喧嘩と違い、経済行為だからである。 究極の経済政策とは、「強盗」のことだ。 他者の所有物を奪うのは、暴…
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バカな大将、敵より怖い…政府は“壊れた蛇口”で破産国家に
現状を切り抜けても、次々と新ウイルスが襲来すれば、我々は従来のような社会に戻らないかも知れない。AIやテレワークはさらに拡大し、満員電車もビル群も不要になり、一極集中の必要性もなくなる。人口密集をあ…
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最良の対策は総辞職 うまい話のつまみ食いは賢者になれぬ
悲劇は警告よりも早く訪れる。先週、遅ればせの緊急事態宣言について疑問を呈したら、もう東京で医療崩壊が始まってしまった。 【写真】この記事の関連写真を見る(10枚) 【写真】この記事の関連写真…
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マスク会食のお笑い 感染者数を正確に掴んでこその対処法
緊急事態宣言を出したからといって、何か抜本的に変わるだろうか。 昨年の第1回宣言の後は、確かに感染者数が減少した。人々が世界的パンデミックに驚き、行動を自粛したからだ。有効な薬品や医療技術が…
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「報道の自由」どこへ…北朝鮮型の薄気味悪い管理国家に
民主主義国家の絶対的条件のうちで、一丁目一番地は「言論の自由」である。それを具体的に実現するには、「報道の自由」が保証されねばならない。 米国の第3代大統領トーマス・ジェファーソンは、アメリ…
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日本の政治は1年間進展なし 感染爆発と医療崩壊が近づく
人間とチンパンジーの間には1・6%の遺伝子の違いしかない。人間は2本足で歩き、手を使うことで脳が大きくなり、言葉を獲得した。 しかし、日本の政界を見ている限り、飛び交う言語は不可解で、チンパ…
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菅首相は症状悪化 嘘もひどいが答弁拒否は度が過ぎている
国会は言論の府であるなどと、今さら念を押さざるを得ないとは、何とも情けない。 言葉が議論のツールであり、内容のあるやりとりが政治の質と方向を決める。この本質を理解しない政治は、いかがわしい闇…
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ダム建設中止一転し容認へ ぶれっぱなし熊本県知事の変節
権力の座に長く居続けると、脳みその回転が鈍くなり、誇りも覇気も消えてしまうのか。 今年4期目となる熊本県・蒲島郁夫知事は、08年に川辺川ダム建設計画を、自ら白紙撤回した。ところが、12年後の…
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東京五輪開催で「コロナに打ち勝つ」はつじつまが合わない
呆れたとか、驚いたとかいうレベルを超え、今や恐怖さえ感じる。 選挙の敗北を認めぬトランプは、最重要課題であるコロナ対策を放置し、死者の数を増やし続けている。 それどころか、この時期に…
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社民党の体たらく…2大政党制どころか1強多弱、分裂まで
「社民党分裂」という新聞の見出しを見て驚いた。 「まだ議員がいたのか」 調べると、数十年前と変わらぬ旧社会党の老人たちの名がある。連合に合同しなかった自治労の固定票を頼りに、細々と命をつ…
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米国でもつれ合う「6つの分断」…バイデンは何ができる?
今回の大統領選挙に関する報道で、「分断」という単語が頻繁に使われた。しかし、よくよくその中身を見てゆくと、赤と青の対立というような単純なものではない。多様な社会的課題が錯綜し、6種類の分断がもつれ合…
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50年前の書「スモール・イズ・ビューティフル」の説得力
コロナの蔓延で、人間社会は深刻な局面を迎えている。当初は1年も待てば元通りになるさ、と楽観論が大方だった。ワクチンは金と時間さえかければなんとかなる、と思われていた。 しかし、最近ではワクチ…
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「政治家の覚悟」唯一まともなのはカットしたこの文脈だけ
菅首相は2012年、後援会向けの単行本を出版したことがある。この年は民主党政権時代で、菅は野党の一議員に過ぎなかった。 本のタイトルは、「政治家の覚悟 官僚を動かせ」であった。 とこ…
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PCR検査数世界155位の我が国にはびこる納得のゆかぬ事象
どうにも腑に落ちないのは午後、TVで発表されるコロナ感染者数である。検査した人数が毎日違うし、土日とウイークデーでは極端に異なる。検査の数がバラバラなのだから、感染者の数だけでは比較しようがない。こ…
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こざかしい菅首相 学術会議問題改ざんが加われば即退場
菅首相は「日本学術会議」問題で、早々に馬脚をあらわした。内閣総理大臣に就任したのだから、まず国会を開き、堂々と自分の政治理念を披露し、国民に挨拶をするのが礼儀ではないのか。 仕事師のふりをし…
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コロナ禍で統治機構にガタが…デタラメがまかり通る世界に
パンデミックで、世界は混乱している。こんな時必要なのは、政府や公的組織や、専門家たちの手堅い情報と判断力である。ここに嘘やデタラメ、策略があってはいけない。 ところが、コロナに関する限り、人…
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コロナ対策に熱心でないのは患者の多くが有色人種だから?
大坂なおみが全米オープンで優勝した。 登場する時は、黒地に白のネーム入りのマスクを着用した。ネームは日替わりで、これまで白人警官らに虐殺された黒人被害者たちのものだった。彼女のデモンストレー…