伝説の編集者 とっておきの「読む」ツマミ
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宮田毬栄さん “飲酒読書”で悩むのがバカバカしくなる3冊
出版不況の今は、文学作品はなかなか売れない。しかし、昭和の後半は一流作家がひしめき、すごい勢いで本が売れ、人気作家の多くは豪邸に住んでいた。そんな「文学の黄金時代」にきら星のような作家を担当、傑作を…
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設楽幸生さん シングルモルト&開高健で旅と冒険を疑似体験
「酒は大好きですし、強いと思います」 そう語る設楽幸生さん(44)。3年前まではWAVE出版の編集者として活躍。多くのベストセラーを世に出した元・東レ研究所所長の佐々木常夫氏の編集担当、そして…
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中野長武さん ビールとナンシー関と噂の真相は相性抜群!
「会社員時代は四谷界隈でよく飲みましたが、今はほとんど外では飲みません」 そう語る中野長武さん(44)。「交通誘導員ヨレヨレ日記」「派遣添乗員ヘトヘト日記」「マンション管理員オロオロ日記」など…
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柴田剛さん 日本酒で“笑い袋”の紐を緩める「毛髪川柳」
「時節柄、外で飲むことはほぼ皆無。家飲みでもっぱら日本酒を2~3合。若いころは、ウイスキーボトル1本、日本酒1升でも大丈夫でした」 そう話す柴田剛さん(62)。科学者を目ざして東京理科大に進学…
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北村明広さん 宮沢賢治の世界を“ワインで泳ぐ”感覚がいい
「お酒は毎日、種類は問いません。日本酒も好きですが、痛風で……。基本はウイスキーと焼酎のロック、たまにワインですね」 そう語るのは出版社(株)クレタの創業者で代表取締役の北村明広さん(55)。…
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小西洋一さん ワインや日本酒でまったりして俳句の世界へ
「量を控えて、おいしく、そして長く、いつまでも」 これが小西洋一さん(65歳)の酒の流儀。「365日飲まない日はほぼありません。若いころはシングルモルトと一緒にシガーなんて洒落ていましたが、い…
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佐藤八郎さん「時効ですが小学生で日本酒と出合いまして」
「子どものころは、筋金入りの漫画少年でした」 「月刊カドカワ」「野性時代」元副編集長の佐藤八郎さん(69歳)は、当時大人気の「少年画報」「少年サンデー」「少年マガジン」のとりこに。活字に目覚めた…
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川北義則さん いまは本と3密…「面白さの探求」が原点に
「家で本ばっかり読んでる」。「男の品格」「20代でやっておきたいこと」など数々のベストセラーの著者である川北義則さんだが、60代で執筆活動をはじめる以前は、編集プロデューサー。企画立案し編集を手がけた…
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中田雅久さん ウイスキーは覚醒の酒だから謎解きをする
料理雑誌「dancyu」の創刊時に副編集長として実務を仕切った中田雅久さん(63)は、コロナ前はいつもバーで本を読んでいる人だった。飲んでいるのはウイスキーのオンザロックに見えたが、ちょっとだけ水を…
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島地勝彦さん<2>博覧強記の今東光が日本史をぶった斬る!
集英社に入って、週刊プレイボーイに配属された島地勝彦さん(79)は、人生相談の担当になった。 そこに登場したのが、今東光、柴田錬三郎、開高健の3人だ。年齢差はそれぞれ、43歳、24歳、11歳…
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島地勝彦さん<1>いくつになっても新しい本を開く時は興奮
コロナ禍で今は夕方4時から始まるバータイム。会話は避けて、一人でパブや居酒屋、バーの扉を開ける人も多いのではないか。 まずはビールで喉を潤し、ハイボールにいく。そんな時、お気に入りの読み物が…