どうする、どうなる「日本の医」
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強敵デルタ株に世界は3回目接種に動き出した 日本とは本気度が違う
7月30日、米疾病対策センター(CDC)は、デルタ株の感染力が水ぼうそう並みに強いと発表した。水痘の感染力は麻疹よりは弱いが、おたふく風邪や風疹よりは強く、家庭内接触での発症率は90%だ。 …
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また日本は一人負けか…世界はワクチン不足への対応に動きだした
ワクチンが足りない。毎日新聞は7月22日の朝刊1面トップに「11月完了6割見通せず」という記事を掲載した。なぜ、こんなことになるのだろうか。 それは、世界でワクチン需要が高まっているからだ。…
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東京五輪感染爆発の危機「抗原検査」では陽性者を見落とす
東京五輪が緊急事態宣言下で開催される公算が大きくなった。人類史上初の経験だ。政府は感染対策に万全を期すと言い、首都圏では無観客開催が決定したが、こんなことでは大流行は避けられない。それは、感染症対策…
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五輪「入場制限」国民や選手への配慮が皆無、専門家も科学を置き去りにしている
東京五輪の概要が明らかになりつつある。大会組織委員会は収容定員の5割以内、上限1万人で観客を入れるそうだ。 専門家は反対している。6月18日、尾身茂新型コロナ感染症対策分科会会長ら26人が連…
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ワクチン接種が遅れれば…日本もインド株が蔓延する恐れ
インド株が関心を集めている。感染者の累計は、5月31日までに12都府県で53人となり、前週の29人から大幅に増加した。 インド株の問題は、ファクターXをかいくぐる可能性があることだ。ファクタ…
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日本のコロナ対策「飲食店悪玉説」は本当に正しいのか
コロナ流行が続き、飲食店への規制が続いている。妥当だろうか。 政府が根拠とするのは、昨年11月に米スタンフォード大学の研究チームが英「ネイチャー」誌で発表した論文だ。もっとも危険だったのは飲…
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ワクチン副反応で死亡19例 小柄な日本人には過量なのかも
コロナワクチンの集団接種が始まった。私も初回接種を終えた。接種当日の夜から接種部位が腫れ、翌日は37度に発熱した。ワクチンに炎症反応はつきものだが、インフルエンザワクチンよりは、はるかに強そうだ。 …
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「マスク会食」は感染を拡大させるリスク 推奨できません
新型コロナウイルスが拡大し、東京、大阪、兵庫、京都の4都府県に「緊急事態宣言」が再発令された。飲食店ではマスク会食の徹底が求められる。 【写真】この記事の関連写真を見る(13枚) 「食事…
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民間主導のPCR検査拡大で社会活動の継続が 競争で値下がり
4月4日、読売巨人軍は複数の選手が新型コロナに感染していたことを公表した。選手やスタッフ101人を対象とした定期的PCR検査で判明した。筆者は、このニュースを聞いて、日本のコロナ対策が民間主導で前進…
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変異株対策が喫緊の課題 がん専門家の力を借りたらどうだ
新型コロナウイルス(以下コロナ)の変異株対策が喫緊の課題だ。政府も対策に余念がない。ただ、私は政府のやり方ではうまくいかないと考えている。それは厚労省や国立感染症研究所(感染研)に近い感染症と公衆衛…
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感染者が少ないのに経済が深刻という最悪 カギはPCR検査だ
内科医の私は、日常診療の傍ら、日本の医療体制についても研究している。ご縁があって、連載の機会をいただいた。初回は、日本の新型コロナウイルス(以下コロナ)対策の妥当性について論じたい。 コロナ…