上海ロックダウン 阿鼻叫喚の舞台裏
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(5)ロックダウン解除後に上海で始まる「大失業時代」…2億人以上が職を失う試算も
ロックダウンが終わった上海で始まるのは「大失業時代」だろう。こんな話がある。上海で小売業を営む日本人経営者のAさんは先週の給料日に、中国人社員には満額を支給した。ロックダウン下の上海では、企業によっ…
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(4)上海の税関停滞、陸海空ともに大混乱…先が見通せなくなった日中貿易
市内の移動はもとより、上海は海外とのアクセスからも遮断されている。ロックダウンが始まり、日本発上海行きの航空便はキャンセルが続出した。仮に出発できても上海には降機せず、乗客は別の地方都市に降ろされる…
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(3)日本人駐在員は悲鳴…深刻な食料品不足でも「あるところにはある」カラクリ
ロックダウン下の上海で、市政府は早々と食料品の配給を行った。閔行区在住の中国人Aさんは、これを大喜びで受け取った。ひとり暮らしのAさんにとってはよかったが、1回の配給は「1世帯1セット」なので、家族…
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(2)習主席の子飼いも市民“ガン無視”…豊かになった上海人に「自由」の目覚め
4月12日、上海で公務員が自殺した。 銭文雄氏(55)の勤務先は上海市虹口区衛生健康委員会の情報センター。日本で言うなら厚生労働省の下部組織に当たり、感染状況のデータ管理にかかわるのが銭氏の…
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(1)混乱の元凶は上海に「ゼロコロナ」を強要した中国中央政府
上海は今、崩壊寸前だ。ロックダウンは2020年に武漢市でも行われたが、そもそも人口規模が違う。 武漢市の倍の約2500万人を抱える上海市では当初、ロックダウンは危険すぎて計画されていなかった…