倉本聰の言葉に学ぶ人生のヒント
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仕事は「作る」から「創る」へ 前例にないものを知恵によって生み出す
倉本聰の主戦場はテレビドラマであり、書く仕事の中心はシナリオだ。しかし、他に何本もの戯曲があり、膨大な量のエッセーも書いてきた。このエネルギーは、一体どこから来ているのか。 「書くというより、…
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人生は「ロング」で見れば喜劇…笑って客観視すれば活路を見いだせる
倉本聰が書くドラマ、たとえば「北の国から」でも、登場人物たちがかなりシビアな、時には悲惨とも言える状況に陥っても、どこか柔らかなユーモアが漂っている。 「五郎や純が悩んでる姿って、客観的に見て…
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「快感」は面白いけど残らない 人がドラマに求めた「感動」の原点
日本でテレビ放送が始まったのは1953年(昭和28年)だ。ドラマもまた約70年の歴史を持つ。倉本聰が感じる、ドラマの変化とは何だろう。 「何が違うんだろうと思ったら、昔はね、作品というのは感動…
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大切なのは「受信力」…自分を無にしてアンテナを研ぎ澄ませる
倉本聰がシナリオを学び始めたのは、東大受験に失敗した後の浪人時代だ。最初の勉強は、喫茶店に座って隣のカップルの会話を盗聴することだった。いや、喫茶店だけでなく電車の中など他の場所でも、人の会話を盗み…
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企画と発想は“その場”で考える「出合い頭」のひらめきが勝負
「北の国から」や「前略おふくろ様」などで知られる脚本家、倉本聰。なぜ60年以上も書き続けられるのかが知りたくて、半年間にわたる対話を行ってきた。その内容を一冊にまとめたのが、この秋に上梓した「脚本力」…