防衛費倍増 これだけの疑問
-
なぜ「敵基地攻撃能力」の中身を説明しないのか これでは納税者の理解は得られない
敵基地攻撃は何のために導入するのだろうか。 岸田政権が決定した「敵基地攻撃能力の保有」。当初は北朝鮮、いまでは中国をターゲットに兵器導入を進めている。しかし、その中身は明らかにされていない。…
-
「尖閣問題」は勝っても負けてもいばらの道…中国との全面戦争避ける“暗黙のルール”
日本は武力行使してでも、尖閣諸島を完全支配すべきだろうか。 日中は尖閣の支配を争っている。互いに自国固有の領土だと主張し、巡視船同士で対峙している状態にある。 この尖閣問題では日本の…
-
防衛省は日本の防衛よりも自衛隊員の便利よりも、防衛産業を優先している
国産兵器にはいいところがない。性能はいまひとつで価格は米軍同等品の数倍もする。これは兵器に限った話ではない。国産の弾薬も平凡品質の割に割高である。例えばライフル弾は、米軍向け価格の2倍はする。筆者が…
-
「台湾有事」は眉唾モノの空論 中国が武力統一できないこれだけの理由
台湾有事は本当にあるのだろうか。その際には中国は日本の先島諸島にも侵攻するのだろうか。 信じるに足る内容ではない。まず、最初の台湾有事そのものの可能性が低い。 米中は現状維持で一致し…
-
防衛省が“日本製戦闘機”にこだわるのは防衛産業「三菱重工」を救済するためか
防衛省が進めている国産の戦闘機開発は不首尾に終わるだろう。それは前回に述べたとおりである。 では、なぜそのような戦闘機の開発を進めようとしているのだろうか。 防衛産業を維持するためで…
-
防衛費増額の理由のひとつ 失敗確実な「国産戦闘機」開発をやめれば4兆円も浮く
はたして、岸田政権が進めている「新戦闘機開発」はうまくいくのだろうか。防衛省は英、伊との3カ国共同で次期戦闘機であるFXの開発を進めている。この事業は成功するのだろうか。 その実現は防衛費増…
-
「自衛隊かわいそう論」の大嘘 トイレットペーパーも足りない、を信じてはいけない
自衛隊員の待遇は、本当に悪いのだろうか。 「自衛隊かわいそう論」がある。官舎はボロく、職場には冷暖房もない。コピー機やトイレットペーパーも足りない。その改善のためにも、防衛費増額が必要だ、とす…
-
陸上自衛隊の「音楽隊」は21個で世界一多い…音楽以外の分野で積極的活用を
陸上自衛隊には無駄が多く、司令部の数は21にも及ぶ。それは前回、述べたとおりである。 結果、何が起きるか。 ほぼ司令部ごとに配置する音楽隊の数も世界一となっている。陸自の音楽隊は中央…
-
陸上自衛隊は「将官と司令部」が多すぎる 戦力を半分にしても問題がない根拠
陸上自衛隊を削減すれば防衛費増額は必要なく、陸自の戦力を半分にすれば海自と空自は5割増にできる──と前回、述べた。もちろん、陸自を大幅削減して大丈夫なのかとの疑問も湧くだろう。 結論からいえ…
-
「防衛費増額の必要性は怪しい話」陸自は半減させても問題ない、対中国戦には役立たない
昨年末「安保関連3文書」を閣議決定した岸田内閣は、防衛力の抜本的強化には、防衛費の増額も、防衛費増税も必要だと主張している。 しかし、防衛費の増額は、本当に必要なのだろうか。それは、かなり怪…