立川談笑・吉笑 師弟で大いに語る
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「落語は健全なエンタメ。吉笑に弟子ができて、若い世代が増えたら、だいぶ変わるでしょう」
談笑の趣味は料理。NHKの「きょうの料理」への出演依頼が来た時は、どんな気持ちだったか。 談笑「うれしかったですよ。それまで落語家で出演したのは昇太師匠だけだそうです。あたしは、酒のつまみとい…
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2度の大病を経験も復活「診断されたのが談志の命日。あの世へ連れて行かれるんじゃないかと…」
現在は元気な談笑だが、2度も大手術をしている。 談笑「最初は5年前の11月で、S状結腸穿孔という腸に穴が開く病気でした。診断されたのが談志の命日(笑)。あの世へ連れて行かれるんじゃないかと思い…
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師匠に禁じられた「シャブ浜」を「やりたかったら、シャブでもなんでもやりやがれ!」
談笑が「芝浜」を改作した「シャブ浜」とはどんな噺なのか。 談笑「談志に聞かれてあらすじを話しました。長距離輸送のトレーラーの運転手が覚醒剤中毒で、ジュラルミンケースに入った大金を拾うと(笑)。…
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「先日は『天狗裁き』の天狗を金星人にしました(笑)」(談笑)
談笑の著書、「令和版 現代落語論」には、多くのメッセージが込められている。 談笑「従来の落語ファンには、『時代が変わってきたのだから、落語も変わりますよ』と。落語をまったく知らない方には、『落…
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「落語界は歌舞伎や相撲と同じように、コンプラという点で世間の認識と乖離しているのではと…」(談笑)
吉笑がNHK新人落語大賞で優勝したことは、業界やマスコミで注目され、真打ち昇進に弾みがついた。 吉笑「計画の流れの中で大きかったです。そこで、2023年の夏から5カ月連続、真打トライアルの会を…
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NHK新人落語大賞で優勝し「大師匠(談志)のおかみさんにご祝儀を頂きました」
入門1年5カ月で異例の二つ目昇進を果たした吉笑は、どんな気持ちだったのだろうか。 吉笑「26歳で入門したので、30までには二つ目にと思ってましたが、そんなに早くなれるとは想定してなかったので驚…
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寄席で修業できない立川流の教育法とは?「談志を民主的にしたのがあたしです」(談笑)
2010年11月、吉笑は談笑に入門した。師匠はどんな印象を抱いたのだろうか。 談笑「やっと普通の子が来たなと。それまで弟子入り志願に来たのは普通じゃなくて、断りやすい人ばっかりでしたんで。テレ…
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吉笑が真打ち昇進内定「娘が嫁に行くような気持ち。寂しい反面、わくわくする楽しみがある」(談笑)
落語立川流では、立川志の輔の弟子、晴の輔が笑点の大喜利メンバーに決まって話題になっているが、談笑の弟子、吉笑もまた、今が旬の有望株である。 今回はその談笑師弟にご登場願い、大いに語ってもらっ…