新型コロナ後遺症の正体
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新型コロナから回復した人の3割以上に呼吸器の後遺症
新型コロナウイルス肺炎はインフルエンザ感染より重症化しやすく、武漢やニューヨークでの致死率は20%以上である。 肺は肺胞細胞という呼吸袋が無数に集まり、これに血管やリンパ管、それらを支える間…
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血管への後遺症「ドイツでは回復者の6割以上に心臓の異常」
新型コロナウイルスの細胞への入り口であるACE2は当初、のどや鼻、肺の奥と言われてきた。ところが、その後の研究の結果、ACE2は全身の血管の内側の血管内皮にも存在することがわかり、新型コロナウイルス…
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心筋障害の報告も 心電図や血液検査以外に超音波検査が必要
新型コロナウイルスは心筋や血管にあるACE2と呼ばれる受け皿(受容体)から細胞内に入り、肺や腎臓のほかに心臓血管を傷つける。そのため、新型コロナウイルス感染症の患者では心筋炎も報告されている。200…
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筋痛性脳脊髄炎に注意 SARSでは1年後に17%が職場復帰できず
7月上旬、米国国立アレルギー感染病研究所の所長は、「長く続く疲労症候群が新型コロナウイルス感染症に伴う場合があり、その症状が、以前は慢性疲労症候群と呼ばれていた筋痛性脳脊髄炎(ME)患者の症状に似て…
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入院患者の過半数が訴える疲労感 背景で囁かれる意外な病名
新型コロナウイルス感染症は日本人にとって本当に脅威なのか? 全国的に新規感染症が増え続けるなか、そんな疑問を抱く人が増えている。100万人当たりの死者数では、日本を含む東アジア諸国が欧米諸国より2け…