梅毒急増の「なぜ」
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梅毒急増のなぜ(6)20~30代女性の高校時代の性意識…「草食」世代ではなかったのか
日本性教育協会はほぼ6年に1度「青少年の性行動全国調査報告」を行っている。それによると、「性交経験率」は、いまの20代前半が高校生だった2017年(男子13.6%、女子19.3%)は、援助交際が話題…
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梅毒急増のなぜ(5)感染者の60%は性風俗以外…SNSが変えた「パパ活」と女性の性意識
性風俗関連の梅毒感染が多いとはいえ、その割合は利用者と従事者含めて男女とも40%程度に過ぎない。残りの60%はどこで感染しているのか? 日本性感染症学会功労会員でもある「プライベートケアクリニック東…
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梅毒急増のなぜ(4)感染者のうち男性40%、女性1%が性風俗を利用
新型コロナの影響で2020年は減少したものの、2011年以来、梅毒患者報告数は増え続けている。とくに目立つのが20~30代の女性で、地方での増加も目立つ。なぜか? ひとつの推測として性風俗で感染する…
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梅毒急増のなぜ(3)年間200人の妊婦が感染…過去最多の先天梅毒へ
妊孕力の高い20代の女性に梅毒が急増していることは、妊婦の梅毒感染と、その子供たちの感染である先天梅毒の増加を意味する。実際、妊婦の梅毒関連件数は、梅毒の届け出用紙に妊娠の有無を記載するようになった…
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梅毒急増のなぜ(2)症状の消滅を治ったと勘違いして感染拡大
梅毒は梅毒トレポネーマによる細菌性の性感染症だ。感染からの経過時間と症状によって早期顕症梅毒(Ⅰ期、Ⅱ期)と晩期顕症梅毒、それに無症候性梅毒に分かれる。 Ⅰ期は感染3週間程度で侵入口に初期硬…
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梅毒急増のなぜ(1)10年で15倍の約1.5万人…直近3年間の伸び率トップは北海道
梅毒感染が深刻になってきた。なぜ、急拡大しているのか? 国立感染症研究所が公表する、感染症発生動向調査週報(IDWR)速報データによると、2023年第1~52週の梅毒患者の新規届け出件数は1…