インバウンドに翻奔される地方都市の今
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新規開発バブルで潤うのは外部参入企業やコンサルばかり…小規模零細には出る幕なしか
今月1日、全国の「路線価」の最新版が公表された。岐阜県高山市内の路線価は、観光需要の高まりを背景に前年比17.8%の上昇率で全国4位。そんな高山市街地の商店街では、廃業した店舗を更地にして駐車場とし…
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奥飛騨温泉郷に星野リゾートの衝撃…果たして温泉郷全体が潤うのかどうか
岐阜県高山市の観光をめぐって地元の人々の間で熱い視線が注がれているのが、星野リゾートの温泉旅館「界」の進出だ。 「星野リゾートの温泉旅館が来るんやと!」--筆者が接した複数の高山市民は異口同音…
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飛騨高山の宿85軒のうち70軒が市外から…新参入が生む人手不足の連鎖と打撃
「『古い町並み』と駅前の土地はバブル状態です。坪300万円でも買えなくなりました」 岐阜県の人気観光地で国内外から集客する高山市を訪れた際に聞いた住民の話には驚かされる。坪300万円といえば、…
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飛騨高山は「舞台あれど役者おらず」…朝市の出店者は歯抜け、地元の祭り継続も手探り状態
インバウンドでますます活気づく地域がある一方で、表面上の賑わいとは裏腹に、地元民の豊かさにつながっていないという現実がある。地方の町や村では以前から後継者不足が潜在していたが、インバウンドで人手不足…