脳が冴える本特集
「脳コンディショニング」加藤俊徳著
脳は働きによってエリア(脳番地)ごとに分かれており、外部からの情報を理解し役立てる「理解系脳番地」、目で見た情報を集積する「視覚系脳番地」、覚える・思い出すなど記憶に関係する「記憶系脳番地」など8つがある。
スマホやパソコンへの依存度が高い現代人は、物事を言語化する役割の左脳ばかり使いがち。そのため、不便だった昔に比べ脳が劣化しやすいという。
そのうえ、感覚など非言語情報をつかさどる右脳の視覚系・理解系・記憶系の脳番地をあまり使っていないため、「見て記憶して理解する」力が低下、日々の生きる喜びも感じにくくなっている。
解消するには旅行に行く、パソコンのディスプレーを整理するなど、右脳の脳番地を意識的に使うことが大事だという。
その他、各脳番地が弱ってきたときに起こる症状と対策も紹介。(かんき出版 1400円+税)