本で読み解くNEWSの深層
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景気と物価高
好景気の実感なき物価高というのが大方の庶民の実感。ホントに景気はよくなっているのか? ◇ 「景気はなぜ実感しにくいのか」前田裕之著 政府や日銀は「景気は緩やかに回復」と告げるもの…
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ビートルマニア再来!
ビートルズのファンを指す「ビートルマニア」。いま久方ぶりのマニア愛があふれる! ◇ 「マル・エヴァンズ もうひとつのビートルズ伝説」ケネス・ウォマック著 松田ようこ訳 ビートルズ…
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消滅のいま
少子高齢化にデジタル化の人手余り。いまや現代は右を見ても左を見ても「消滅」の危機だ。 ◇ 「地方消滅2」人口戦略会議編著 2014年、少子高齢化による「消滅可能性都市」は日本全国…
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フェミに翼
朝ドラ「虎に翼」の大ヒットを背景にか、フェミニズムの広がりと浸透がめざましい。 ◇ ◇ ◇ 「レイディ・ジャスティス」ダリア・リスウィック著 秋元由紀訳 米トランプ政権に…
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カルトと社会
安倍元首相射殺事件の記憶は薄らいでもカルト宗教の存在は消えてはいない。 ◇ ◇ ◇ 「宗教と政治の戦後史」櫻井義秀著 ニュース報道の世界でカルト宗教といえばオウム真理教を抜…
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陰謀論の科学と哲学
某県の知事選ではSNSがマスコミに勝利したといわれる一方、陰謀論が勝利したともいわれた。「トランプ時代」の謎に挑む! ◇ 「フェイクニュースを哲学する」山田圭一著 真実とフェイ…
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ニッポン人は怠け者?
かつて「働き蜂」とからかわれたほど勤勉だった日本人。ところが当節は? ◇ ◇ ◇ 「日本の会社員はなぜ『やる気』を失ったのか」渋谷和宏著 米ギャラップ社がおこなった世界比…
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石破政権下の自衛隊
「元自衛隊員は自衛隊をどうみているか」ミリタリー・カルチャー研究会著 京都大学のほか防衛大学校の教授らもまじえて活動する研究会。軍事に不慣れな日本にどんな軍事文化があり、その象徴にあたる自衛隊…
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あっと驚く未来像
21世紀も最初の四半世紀に達した。そこで予測される未来像とは? ◇ ◇ ◇ 「2045 不都合な未来予測48」友村晋著 2024年最大の話題は大谷翔平……ではなく生成AI…
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インド社会のさて?
国際社会で急に存在感を増すインド。その正体は……さて?と疑問符だらけだ。 ◇ 「『モディ化』するインド」湊一樹著 インドを語る決まり文句が「世界最大の民主主義国」。しかし著者はこ…
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情報発信のリテラシー
SNSでの炎上はいまや交通事故並みのリスク。そんな時代の情報発信の心得は。 ◇ ◇ ◇ 「デジタル時代の情報発信のリスクと対策」北田明子著 レクシード監修 山本一宗執筆協力 …
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ちかごろの静かな若者
反抗的ではないが反応も薄く、なにを考えているのかワカラナイ。ちかごろの若者論。 ◇ 「静かに退職する若者たち」金間大介著 「ちかごろの若いモンは」は古代ギリシャでも決まり文句だった…
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半導体の現在
国際経済の競争力の要ともいわれる半導体。かつての独占的地位から転落した半導体ニッポンの復活はあるか。 ◇ ◇ ◇ 「2040年半導体の未来」小柴満信著 日本経済を襲った「…
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中国経済
減速をささやかれながら依然強気の中国経済だ。 ◇ 「中国の自動車強国戦略」李志東著 いま中国は「NEV」で世界の覇権を握ろうとしている。NEVは「新エネルギー車」の略で、電気自動…
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ミニシアターの感性
秋が深まると映画館に足が向く。それも街中の小さなミニシアターへ。 ◇ 「ミニシアター再訪」大森さわこ著 ミニシアターとは封切り作品を上映する小規模な映画館。1980年代初頭に「小…
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トランプのまさか?
民主党ハリス候補と熾烈なデッドヒートを繰り広げるトランプ。まさかトランプの復権なんてあるのか? ◇ ◇ ◇ 「引き裂かれるアメリカ」及川順著 ハリス対トランプの選挙戦で注…
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日本映画新世代
映画業界では日本映画が好調の支えとなっている。現場の労働条件は依然悪いままだが、若くて新しいセンスも確実に育っているようだ。 「恐るべき新世代映画監督たち」荒木重光著 山中瑶子、奥山大史、…
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トランプの逆襲?
バイデン撤退に次いで討論会でもハリス副大統領に劣勢。「ほぼトラ」が危うくなっても逆襲はあるか? ◇ ◇ ◇ 「トランプ再熱狂の正体」体辻浩平著 NHK国際部の記者として2…
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政策をただす
「本格的な政策論争を!」などと空っぽの掛け声ばかり勇ましい政界。せめて国民は政策の是非を質し、政治を正す必要がありそうだ。 ◇ 「政策図解」近藤哲朗、沖山誠著 鈴木寛監修 ひとくち…
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新しい世界地図
世界中に移民と難民があふれ、ウクライナやパレスチナの戦争は国際経済の姿を変える。いま変貌する21世紀の世界地図。 ◇ 「移民・難民たちの新世界地図」村山祐介著 いまや世界中に難民…