「4時間でやり直す理科の法則と定理100」小谷太郎監修

公開日: 更新日:

 地震発生時に震源地を特定する際、早く到達するP波と続いて到達するS波との間に時間差が生じるが、その時間差を用いて震源地までの距離を測定する。その公式を導き出したのが大森房吉という日本の地震学者である。この2つの波と、地表を伝わるL波の3つの波を区別して記録できる大森式地震計が日本各地に設置されている。

 地震に関しては「グーテンベルグ・リヒターの公式」というのもある。地震によって発生するエネルギーの大きさを表すマグニチュードと地震の発生回数の関係を解き明かし、「微震が多い地域では大地震も起きやすい」ことを発見した。

 本書は、万有引力の法則、メンデルの法則、コープの法則、ハッブルの法則など、物理、化学、生物、地学の中高校の授業で習う法則のポイントを見開き2ページで教える教養書である。(宝島社 780円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭