体を老化させるものといえば、体の「酸化」が有名だ。体内に取り入れられた酸素の2~3%が活性酸素に変わり、体に害を与えることが知られている。実はそれよりはるかに悪い影響を及ぼすのがタンパク質と糖質が結びついて劣化する「糖化」だという。その糖化の過程で体内に大量に作られるのが「AGE」という物質だという。その蓄積が肌や髪の劣化だけでなく、白内障などの病気も招くという。本書はそれを避けるにはどんな食べ物が良いのかを示した一冊。著者は糖尿病合併症の原因として注目されるAGEの研究を続ける、糖尿病専門医だ。
(新星出版社 1000円+税)