(33)紋次郎のためにも稼がなくては
結局、連載の具体的な話はないまま、食事会はお開きとなった。
これも、睦代の手口だ。言い出しっぺなのに、いつのまにか受け身に回る。今回も、「小説をぜひ書かせてください」と、まるでこちらが懇願したような形にもっていくつもりだろう。しかも、景子さんの話題を出してきたのも気にな…
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