30年ぶりにCM出演も 坂上忍“特需”はいつまで続く?
社会のはみ出し者にスポットを当てた深夜番組「アウト×デラックス」を機に再ブレーク。元天才子役は4月から「いいとも」の後番組でMCに抜擢されるなど、飛ぶ鳥を落とす勢いである。そして見事にCMの仕事までゲット。本人が一番驚いているであろうこの“坂上特需”はいつまで続くのか。コラムニストの今井舞氏が言う。
「有吉弘行やマツコ・デラックスの活躍で歯に衣着せぬ『毒舌タレント』におんぶに抱っこ状態のテレビ業界。誰にでも噛み付くキレキャラの坂上も、有吉らと同じベクトルなので、テレビ的には坂上のような人材が増えるのは願ったりかなったりでしょう。この芸当ができるタレントはそうはいないし、旬やブームを越え、今や必要不可欠の枠。しかも、あらゆる辛酸をなめてきた坂上の業の深さといったら、尋常ではない。自嘲気味な話術は視聴者の心をキャッチし、周囲の反応なんてお構いなしのトークは、“今度は何を言ってくれるのだろう”と楽しみでさえある。下手に若づくりせず、オジサンを自称するあたりも好感が持てます」
“坂上株”は、まだまだ上昇トレンドのようだ。