吹聴もアダ 視聴者を冒涜した坂上忍の“二日酔い”テレビ出演
船出してまだ2週目というのに、早くも視聴者に見限られた感がある「バイキング」(フジテレビ系)。ついに9日の視聴率は3.1%と初回6.3%の半分に激減して最低記録を更新した。
今週、そんな「バイキング」の一番の話題といえば、月曜MC坂上忍の酒気帯び出演だ。「笑っていいとも!」が31日の月曜までの放送だったので「バイキング」は異例の火曜スタートになり、坂上は7日が初登場になった。そこで坂上は早朝から「めざましテレビ」「とくダネ!」「ノンストップ!」と立て続けに出演し、番宣したが、前日に自身がプロデュースした舞台の打ち上げがあって朝6時くらいまで飲んで、そのまま局入りして出まくったのだ。
■わざわざ自慢げに
これを「視聴者を冒涜(ぼうとく)する行為」と憤るのはTVコラムニストの桧山珠美氏だ。
「『とくダネ!』で小倉智昭さんが“酒はちょっと残ってるくらいの方がいい。見ている人はわからないから”などとかばっていましたが、残ってるというレベルではなかった。二日酔いで番組に出ることが悪いとは思いませんが、番宣で『酒が残ってる』『二日酔いだ』とわざわざ自慢げに言う必要はないし、そんな酔っぱらいが何をやらかすか、番組の見どころのようにアピールするテレビ局もひどい。かつて『久米宏のTVスクランブル』という生放送番組で、コメンテーターとして出演していた横山やすしがほぼ毎週、泥酔状態で出演。暴言を吐くやっさんとあしらう久米のやりとりを面白がったりしましたが、30年前と今では状況が天と地ほど違いますからね」
テレビをなめんなよというわけだ。坂上がチヤホヤされていい気になっているとしたら、それこそ大きな勘違い。潰されるのがオチだ。