番組では批判しながら…「報ステ」今度は“派遣切り”問題浮上
古賀茂明氏と古舘伊知郎氏の「生本番バトル」で揺れたテレ朝、報道ステーションに聞き捨てならない問題が浮上している。
報ステといえば、原発問題や沖縄の基地移転、政府が推し進める派遣切りなどについて、積極的に批判してきたが、その裏では「ありえないような派遣切りがあった」(業界事情通)というのだ。
対象になったのは下請け会社から派遣されている40代後半と30代前半のディレクター。3月末で“クビ”になったのだが、その通告がたった1カ月前だったというのである。
「そりゃないでしょう、という感じです。だって、再就職を探すにしても1カ月前じゃどうにもならない。4月改変の他局の番組はもう募集を終わっているからです。もちろん、局の事情や、その人の能力で、スタッフを切ることがあるのは分かります。でも、彼らも生活がかかっている。テレビ朝日もその辺は承知していて、これまでは再就職の斡旋をしてきたのです。しかし、今回はそれもなかった。派遣切りを批判してきた報ステの冷酷な派遣切りはブラックジョークみたいな話です」(TV業界事情通)