映画「二宮金次郎」シネコン上映せず車で全国配達するワケ

公開日: 更新日:

 確かに、たとえシネコンで上映されても、客足が悪ければたった1週間で上映終了となってしまう作品もある。その点、映画を“デリバリー”する方法だと、長く多くの人に観賞してもらうことができるだろう。

「皆さん、二宮金次郎には薪を背負ったイメージしか持ってない。でも大人になった彼は、600以上の荒廃した土地を復興させるという激動の人生を生きていたんです。江戸時代の封建的な枠組みを覆すような、非常に戦略的で有能な人物で、経営コンサルタントであり、革命家でもあったと思います」と、五十嵐監督は金次郎を題材に選んだ理由を語る。

 また、脚本を書いた柏田道夫氏は「二宮金次郎の映画というと堅そうなイメージを持つかもしれませんが、偉人伝ではなく、チャンバラ映画みたいな戦いが繰り広げられるワクワクして泣ける時代劇です」と話す。

 あの銅像の少年のその後が気になったら……自分の町に作品が届けられる日を待ってみるのもいいかもしれない。詳細は「ストームピクチャーズ」まで。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動