暑苦しくて密がいい!目が離せない現代歌舞伎「半沢直樹」
そして凄いのはどのシーンも、どんな長いカットでも誰もまばたきをしない。これも素晴らしい。
本番まではフェースシールド着用らしいが、本番になったら顔が寄る寄る。密だねえ、暑苦しいねえ。いい。
2話目ではつかこうへい劇団出身、山崎銀之丞が登場。声を裏返し、往年のつか芝居をたっぷり。こりゃあもう演劇怪獣大戦争だ。
しかも展開が早い早い。5話分ぐらいの展開を2話に収めてしまった。だから全てのシーンが緊張感ある見せ場。普通のドラマみたいなところは、上戸彩ちゃんとの食事シーンぐらい。
ここまで魅せるのは、福澤克雄監督の手腕。かつて3年B組金八先生のあの兼末健次郎が出てくる第5シリーズで、この私も中野先生役でお世話になった。若手だったが、あの時からいい絵を撮ってました。
いや、これはこのあとが楽しみだ。噂ではアンジャッシュ児嶋が出るとか。期待しちゃうなあ。