窪田正孝「ラジハⅡ」は今期GP帯秋ドラマのダークホース ヒットの秘密は“八方美人”なまとまりにアリ

公開日: 更新日:

 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「僕は楽しく見ていますが、ネット上のマイナスな書き込みはある程度承知した上での、制作者のブレなさを感じます。今の感じで数字が推移するなら、もう2~3シーズンはあってもいいんじゃないかなと思う」と、こう続ける。

■見る人によって異なる刺さり方

「視聴率的に有利な医療ものがベースで、緊張や感動以外にもコメディーパートあり、微妙な四角関係の恋愛パートがあって、見る人によっていろんな刺さり方がある。視聴率が好調なのは、そうした最大公約数的な感じがバランスよくまとまっているからでしょう。それがリアルタイムで見る視聴者にとって“見やすい”ということ。それで見続ければ、登場人物に愛着が湧いてきます。そうなれば、見る人によっては陳腐な部分でさえ魅力になるし、その中で新しい発見もあって、また見たくなるもの。逆に言うと散漫でエッジが効いていないぶん、特大ヒットは見込めないのかもしれませんが、シリーズ化されるドラマというのは、そういうものなんです」

 シリーズ化はヒット作の証であり、視聴者にとっては興味津々、スポンサーにとっては安心感がある。果たして「ラジハ」はそこを目指すのか。15日放送の第7話に、そのヒントが隠されているかも。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    泉ピン子が終活をやめたワケ「渡る世間は(水原)一平ばかり!」スペシャルインタビュー

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在

  5. 5

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  1. 6

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  2. 7

    イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解

  3. 8

    坂本花織の世界選手権66年ぶり4連覇に立ちはだかる…国際スケート連盟の「反トランプ感情」

  4. 9

    カーリング日本女子が到底真似できない中国の「トンデモ強化策」…世界選手権では明暗クッキリ

  5. 10

    公表された重点施策で露呈…JR東海の株価低迷と時代遅れの収益構造