秋篠宮家の壮大な実験か? 東大進学もある悠仁さまの今後と新しい天皇像
昭和天皇は天皇になるための特別な教育を受けられたが、上皇さまもそうだ。終戦の翌年に武蔵小金井に移された学習院中等科で学ばれたが、このとき、戦時中に皇太子の帝王教育に選ばれた教授陣を集めたといわれるから、実質的に「帝王教育」だったといえる。今上天皇はこうした特別な教育は受けていないが、平成の天皇皇后の計らいで個別にご進講というかたちで受けられたといわれる。
では悠仁さまは将来の天皇としての教育を受けているかというと、そういった話は聞いたことがないと皇室の関係者は言う。
「専門家を呼んでご進講を受けている話は聞きますが、あくまでも知識であって、帝王学につながるような教育を受けているとは聞いたことがありません」
天皇は特別な存在である。例えば、首相がある特定の個人を批判したところで大問題になることはまずないだろうが、天皇が個人を批判したら、その人物は立場を失って人生そのものも失ってしまいかねない。だから天皇は、特定の個人を批判したり比較したりはしない。「公」の存在とはそういうものだろう。本来、嫌なやつは嫌だと言いたいが、天皇になる方はそういう欲求や欲望を抑えることを教えられるという。