歌舞伎俳優・片岡松十郎さんはサッポロ黒ラベル派 ビールの「いい思い出、悪い思い出」

公開日: 更新日:

片岡松十郎さん(歌舞伎俳優/46歳)

 杉咲花主演のNHK朝ドラ「おちょやん」で、岡安の女将・篠原涼子の若き日の恋人役を演じてブレークしたのが上方歌舞伎の片岡松十郎さん。大の酒好きで知られるが、舞台を半年休んだ際に味わった最高の酒、師匠の片岡仁左衛門さんに怒られたとっておきの話を初披露してくれた。

 ◇  ◇  ◇

 歌舞伎に入るキッカケは、たまたま母親が「松竹 上方歌舞伎塾」という歌舞伎の研修所ができるという記事を持ってきまして。僕は父親と同じサラリーマンになるつもりだったし、歌舞伎は見たことなかったけど、運よく1期生に受かったので、やってみようかという感じですね。

 研修所に入ったのは22歳。弟子入りさせていただいたのが24歳です。

 旦那(師匠の片岡仁左衛門)は今は日本酒の熱燗が多いですね。ビールも少しお飲みになります。僕らは旦那にお中元、お歳暮をお届けにあがりますが、悩まなくて済むようにと弟子ごとに品物を決めてくれてました。

 僕はビール担当で、当時はサッポロの黒ラベルを指定なさいました。旦那宅で私もこの黒ラベルを飲ませていただいて以来、今もそうですが、サッポロ黒ラベル派になりました。

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