M-1優勝ウエストランドは同郷の先輩「千鳥」を追い越すか…カギは“毒舌の中和”にあり
18日の「M-1グランプリ2022」で優勝したお笑いコンビ「ウエストランド」。井口浩之(39)と河本太(38)は2人とも岡山県立津山商業高校出身の“同級生コンビ”で、コンビ名も地元のショッピングセンターの名前からつけたというが、岡山出身の同級生コンビと言えば、大悟(42)とノブ(42)の「千鳥」もそうだ。
関西出身のお笑い芸人とひと括りにされがちだが、M-1審査員の松本人志(59)も兵庫出身だし、古くは島田紳助さん(66)も京都、明石家さんま(67)も奈良と、そもそも大阪出身ばかりじゃない。
「有吉弘行さんも広島出身、かまいたちの山内健司さんも島根出身など、むしろ大阪や東京を目指して“地方”から出てくる芸人の方が上昇志向というか、お笑いにかける負けん気が強いような気もします。若手の頃の千鳥もギラギラがむき出しでしたからねえ」(在阪テレビ局プロデューサー)
ウエストランドの同郷の先輩・千鳥のキャッチフレーズは「岡山の漫才番長」だが、M-1の最高は決勝6位(2005年)。今回の優勝で実績的にはウエストランドの方が“上”になったが、千鳥に追いつけ、追い越せとなるか。