芸能界にもビッグモーター顔負けのパワハラ体質 “ブラック事務所”ゴロゴロ、業界関係者が証言
次々と明るみに出る中古車販売大手ビッグモーター社のブラック体質。創業者の兼重宏行社長(当時)らは7月25日に会見を開き、車に故意に傷をつけ、損保会社へ保険金を不正請求した件で辞任を表明。しかし、その後も店舗前の街路樹を除草剤で枯らしていた問題や、店長から部下への「死ね」「殺すぞ」「消えろ」などのLINEによる罵詈雑言が明らかになるなど“ブラック企業”そのものの、いびつな企業風土が連日、報じられている。
そもそも保険金不正請求の問題が表面化してからも、社長以下経営陣は会見を開かず、「社長の1年間の報酬返上」で逃げ切ろうとした。やっと会見を開いたと思ったら、不正請求について「知らなかった」「耳を疑った」などと責任を他になすり付ける発言をくりかえし、「まるで(性加害問題に揺れるジャニーズ事務所の)ジュリー社長のようだ」との声も上がっている。
しかし、ビッグモーターのような「ノルマ至上主義」「パワハラ」「コンプラ無視」なら芸能プロダクションも「酷いもんですよ」とため息をつくのは、かつてグラビア系芸能事務所に在籍していた、元マネジャー氏だ。