急速に進む「目の病気」の低年齢化…幼少期からのスマホ利用が発症を早めることも
正しい知識と行動で目の病気は治せる
長寿は日本だけの現象ではないので、世界的に「目をまもる」ことは重要な課題としてとらえ直されています。そのため世界水準で考えれば、目の病気に対する治療法は日進月歩で革新されていて、希望があります。
正しい知識をもち、行動すれば目の病気は治せるし、100歳を迎えても「美しいもの」「見たいもの」を見て、晴れやかな気持ちで過ごすことができるのです。
そのために大切なことは、
●日常生活でかかる「目の負担」を軽減し、目をいたわる「積極的休養」をとる
●病気のきざしを早期に見つけ、早めに適切な医療を受ける
この2つで、実にシンプルです。
▽深作秀春(眼科専門医、深作眼科院長) 神奈川県横浜市生まれ。米・独で研鑽を積み、白内障や緑内障などの近代的手術法を次々と開発。米国眼科学会理事を務め、眼科殿堂選考委員、学術賞審査委員などを歴任。それまで不可能とされた眼病の新しい治療法の開発や、多くの革新的眼科手術法の開発により、国際眼科学会最高賞を20回受賞。2017年には、世界最高の眼科外科医に贈られる「クリチンガー・アワード」の、欧米以外の医師では初めての受賞者となった。現在は世界最高のスーパードクターとして25万件の手術実績を有し、日本中だけでなく世界中から患者が治療を求めて来院する。他方でプロ芸術家でもあり、多摩美術大学大学院を修了し、日本美術家連合会員という画家としての一面もある。