能登半島地震の犠牲者 家屋倒壊による圧迫死が最多で67% =読売報道
能登半島地震による犠牲者の7割近くは、圧迫死だったことがわかった。30日の読売新聞が伝えている。
日本法医学会は1月3~22日、石川県に医師19人を派遣。輪島市64人、珠洲市56人、穴水町11人の計131人の死因などを調べたという。
各医師から死因の報告を受けてまとめた結果、家屋の倒壊による圧迫が88人と最も多く、67%を占めた。胸などを圧迫された人が目立ったほか、窒息した人もいた。
次に多かったのは、低体温による死亡で21人だった。16%を占めた。家屋の下敷きになったまま、避難ができず、救助を待つ間に体温が下がり、命を落とした可能性が高いという。
そのほかは病死が4人、焼死が2人。死因が不詳の人は16人いたが、このうち11人は焼死体の状態だった。損傷が激しく死因が特定できなかったとみられる。