能登半島地震
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「シン・防災論」著者、鈴木哲夫氏が特別寄稿「輪島朝市通りは、なぜ焼け焦げた跡が放置されているのか」
あれから半年以上が経った7月中旬。まだ羽田空港と1日1往復しか飛んでいない飛行機で能登半島地震の被災地を訪ねた。 上空から見た半島の山々は地滑りと倒れた木々がそのまま。空港からレンタカーで輪島市内へと向かったが、県道を走りだ...
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進まぬ上下水道の耐震化「香川県0%」全国ワーストのナゼ…能登半島地震で国交省が緊急調査
次なる災厄への備えは、まだまだ十分ではないようだ。国交省は全国の水道管などを対象に耐震状況に関する緊急調査を実施。1日結果を公表した。災害時に拠点となる避難所や病院などの「重要施設」のうち、施設につながる管路の耐震化が上下水道とも完...
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迫る巨大地震! 日本列島は1000年に一度の「大地変動時代」に突入…専門家が強く警鐘
1月1日に発生した「能登半島地震」につづき、8月8日には「日向灘地震」と、たてつづけに巨大地震が日本列島を揺るがしている。4月には豊後水道を震源とする最大震度6弱の地震も起きた。 「日向灘地震」(最大震度6弱、マグニチュード=...
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能登・白米千枚田は「地震以上の被害」…復旧半ばに“100年に1度”の豪雨が追い打ちかけた
石川県輪島市の「白米千枚田」。日本海に面し、約4ヘクタールの傾斜地に1004枚もの棚田が広がる。国が文化財保護法で定める国指定文化財名勝のひとつだ。能登地方の記録的豪雨は、江戸時代から約400年続く歴史的名勝地も容赦なく襲った。 ...
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仮設住宅まで浸水した能登の豪雨災害…万博やミサイルに金を使うより抜本的な災害対策を
たまには怒りではない記事を書きたくて日曜日に日本テレビ系で新番組「芸人○○-1グランプリ」を見た。毎回テーマを決めて芸人のランキングを発表していく。第1回のテーマは「営業」。 テレビには出ないが年間多くの営業で稼ぐ芸人たち。...
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能登半島豪雨の惨状…山間住民を苦しめる岩や流木、震災で残った田んぼも被害に
被災地は「またか……」と落胆している。 震災からの復旧・復興を目指す石川県の能登半島を襲った豪雨。20日から降り続いた猛烈な雨により、合わせて23もの河川が氾濫。土砂災害や浸水などの被害が拡大しており、24日時点で8人が死亡...
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南海トラフ地震では推計1410兆円! 巨大自然災害で日本が失うベラボーな経済的被害
宮崎県で最大震度6弱を観測した日向灘の地震の発生から、9月8日で1カ月。地震や台風、豪雨、洪水、土砂崩れ……自然災害の猛威は年々高まるばかり。さらに噴火、森林火災、津波、大雪、干ばつ、竜巻などに地球は襲われて経済的な被害は膨大だ。南...
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ジャーナリスト鈴木哲夫氏は間近で見た 石破茂氏「防災省」提言の熱意と本気度
自民党総裁選への出馬表明で「守る」を掲げた石破茂氏(67)。「ルールを守る」「日本を守る」「国民を守る」「地方を守る」「未来を守る」と訴えたが、「国民を守る」ために「防災省の設置」を掲げている。裏金議員への対応については、トーンダウ...
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能登半島地震から8カ月…現地を歩いてわかった輪島市の今と、今後の大地震に備えられること
9月1日に防災の日、そして能登半島地震から8カ月を迎えた。今回、能登半島地震の復興の現状を振り返りながら、今後近い将来に発生が懸念される南海トラフ地震や首都直下地震のリスクに備え考えたい。 ◇ ◇ ◇ 「地震に襲...
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「南海トラフ地震臨時情報」発表を受けた和歌山・白浜町のタメ息…損害額5000万円の老舗旅館も
気象庁が初めて発表した「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を受け、お盆のハイシーズンを迎えた観光地が悲鳴を上げている。 延長約620メートルにわたる美しい白浜が「日本の快水浴場百選」にも選ばれている和歌山・白浜町の白良...
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「予知」が無理でもやることは山のようにあるだろう 政府も地震学者も「やっているふり」
「列島を震撼させた南海トラフの臨時情報。「予知」は無理で、「注意喚起」がせいぜいらしいが、だとしたら、せめて原発停止と避難所の充実に予算を取って欲しいものだ。能登で思い知らされた地震大国の被災者切り捨てはそのままだ。 ◇ ...
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地震から7カ月以上。遅々として復興が進まない能登半島の現状でわかった政府の“棄民政策”
元日に起きた能登半島地震から7カ月以上。発信される写真は、いまだがれきのままの街並み。こんなに時間が経っているのに、これほど復興の遅れている例がかつてあっただろうか。 写真誌FLASHの記事によれば、長く続く被災生活に、つい...
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馳浩・石川県知事「所得の低い方が1次避難所で滞留」発言に批判殺到!《国会議員のセンセーも早く能登半島被災地に》
29日早朝から《石川県の馳知事》がX(旧ツイッター)でトレンド入りした。 読売新聞オンラインが同日朝に配信した記事で、馳浩知事(63)が能登半島沖地震で対応した関係府省庁の職員らを集めた東京都内の会合に出席した際、「自宅にも...
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岸田首相は誰に寄り添っている? 能登半島被災者施設視察は「7分」、経団連関係者との会食は「2時間半」
「政府・地元が一体となって被災者に寄り添い、生活と生業をしっかり支えていく息の長い取組を続けてまいります」 今年1月末。岸田文雄首相(66)は施政方針演説で、元日に発生した能登半島沖地震の復旧、復興に向けてこう声を張り上げてい...
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遅すぎる! 能登半島地震から半年でも復興進まず…SNSには岸田政権への怒りの投稿が
能登半島地震の発生から1日で半年。地震による犠牲者は281人となり、平成以降の地震災害では東日本大震災、阪神・淡路大震災に次ぐ規模となった。 被災地では仮設住宅の建設が進み、アパートなどを行政が借り上げる「みなし仮設」を含め...
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能登半島地震から半年…死者数で熊本地震超え「災害関連死」リスクは高いまま
復興の道筋がまったく見えない中、1日で能登半島地震から半年経った──。被災地では避難生活などの負担が原因で亡くなる「災害関連死」の認定が相次ぎ、石川県輪島市と七尾市は先月27日、新たに計22人を認定した。 これで犠牲者数は2...
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能登半島1月以来の震度5強がもたらす精神的影響…被災地「大地震また来るのでは…」と
能登半島地震発生から5カ月経った被災地に、再び動揺が広がった。 3日午前6時31分ごろ、石川県輪島市と珠洲市で最大震度5強の揺れを観測した地震。東京都や大阪府など広い範囲で緊急地震速報が発表され、北陸、上越新幹線が一時運転を...
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GWに能登半島旅行に行っていいの? 珠洲市と石川県に聞いた…震災4カ月も復旧・復興まだまだ
1日で、能登半島地震から4カ月が経った。石川県が4月30日に発表したところでは、復旧・復興は思うように進んでいないようだ。 被害の大きかった珠洲市、輪島市を中心に約3780戸が今も断水状態にあり、水道が復旧した地域でも、家屋...
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能登半島地震から100日…タレント清水国明さんが泥縄の災害対策に苦言「行政の人災です」
元日に石川県で最大震度7の揺れを観測した能登半島地震の発生から、10日で100日が経過した。9日時点で県内の死者は245人、避難者は6328人に上る。行政の泥縄対応が問題視されているが、果たして何が足りなかったのか。1995年の阪神...
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米国に差し出す自衛隊 国民には詐欺のような負担増と地獄の円安
裏金首相がいい気なものだ。訪米中の岸田首相は浮かれっぱなし。現地時間10日夜にはホワイトハウスで公式晩餐会が開かれ、岸田のウキウキ気分も最高潮に。やれ、英語でジョーク連発とか、バイデン大統領夫妻に何を贈ったとか、誰それがゲストに招か...
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財務省の能登半島地震「復興提言」にチラつくコスト意識…損得先行で被災者の意向ないがしろ
損得勘定がミエミエだ。財務省は9日、財政制度等審議会の分科会を開き、能登半島地震の復興に向けて「コンパクトなまちづくり」を提言。人口減少地域の将来性やインフラ維持の負担を考慮すべきだと訴えた。 念頭にあるのは「コスト意識」だ...
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台湾東部地震の避難所はプライバシーに配慮 日本とは雲泥の差…国民の血税はどこへ?
「避難所の中でテントが用意されていて、それぞれのプライバシーが配慮されている」「これが先進国なんだろう。これだけの準備ができている自治体が日本で一体、どれだけあるのか」 5日朝のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」が台湾東...
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頻発する東方沖地震の不気味…そして懸念される「能登と千葉の類似性」
立て続けの地震が不気味で仕方がない。1日、千葉県と埼玉県で震度4の地震が発生。震源となった千葉県東方沖で震度4の地震が観測されたのは29日に続き2日連続だ。2日未明には県南部で震度4の地震が起きた。 気象庁の地震情報によれば...
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千葉で4日間に17回、熊本に能登半島…群発地震が巨大地震に繋がる可能性は?
石川県の能登半島地震から3月1日で2カ月を迎えた。今月11日には東日本大震災から13年になる。地震への備えが見直されるが、懸念されるのは、千葉県内で相次ぐ地震だろう。 千葉県内では2月27日から3月1日まで揺れが続いていて、...
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福島県南相馬市の「井戸端長屋」は、能登も参考になる高齢者支援のケースだ
能登半島地震から1カ月半が経過した。被災地の復興には何が必要だろう。東日本大震災後の福島県相馬市の対応をご紹介したい。 相馬市で問題となったのは要介護者の激増だ。特に軽症者が増えた。相馬中央病院の森田知宏医師の報告によれば、...
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大阪万博準備の“ないない尽くし”パビリオン設計者が明かす…「強行なら能登復興の足かせに」
この寒空の下、6万8000人以上が避難生活を送る能登半島地震の被災地を尻目に、来年4月の開幕に向け、急ピッチで準備が進む大阪・関西万博。主催者の政府と大阪府・市、経済界は「万博と復興の同時並行」にこだわり、万博が被災地復興の妨げとな...
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(37)「防災」には普段使っている家電で対応 使い慣れていることが肝心
「防災」──。いろいろな人がいろいろなことを言います。が、普段使っているモノを被災時にも使った方がベターな家電を紹介しましょう。 大きくは3つ。「ライト」「スマートフォン(スマホ)」「バッテリー」です。ライト以外は普段持ちして...
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能登半島の高齢化率は50%…被災地の医療支援が急速に難しくなった
能登半島地震が発生してから1カ月が経過した。私が医師になってから関わる3回目の震災だ。最初は阪神・淡路大震災で、実家が被災した。次は東日本大震災。福島県浜通りの医療支援に関わっている。そして今回だ。 震災支援は急速に難しくな...
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石川県・馳浩知事の異様な“万博推し”…震災対応は後手後手なのに「ぜひやって」断言のウラ
被災自治体トップの姿勢が問われている。 共同通信が3、4日に実施した世論調査によると、元日に発生した能登半島地震の復興を優先して、2025年の大阪・関西万博を「延期すべき」が27.0%で、「時期は変えず規模縮小」は26.7%...
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能登半島地震で大半が液状化 耐震化だけでは被害は防げない…都心のタワマンは大丈夫か?
大きく傾いた電柱、浮き上がったマンホール、ベコベコになったアスファルト--。能登半島地震の被害が明らかになるにつれ、地震の脅威を改めて認識する。石川県内灘町と新潟市の2市町だけで罹災証明書の発行申請は1万2394件(1月29日時点)...