飼い主が病気で世話できず…ペットのウサギが大繁殖! 米テネシー州“救出作戦”の顛末

公開日: 更新日:

 米テネシー州の一軒家で1人暮らしの男性が病気になり、世話をできなくなったペットのウサギが大繁殖。先日、飼い主が地元の動物保護団体に助けを求め、ウサギの救出作戦が行われた。

 飼い主は同州チャタヌーガに住む男性(氏名・年齢など非公開)で、30年以上ウサギを飼育してきた。アルコール依存症で自殺願望があった男性は、ウサギを飼育することで断酒に成功し、生きる希望も湧いてきたという。

 ウサギは繁殖力が強いため、オスとメスで別々の檻(おり)に入れて飼っていたが、病気になったせいで適切な世話ができなくなった。その結果、檻から逃げ出したウサギが屋内で繁殖し始め、家具の下などに片っ端から巣を作り、その数は100匹以上に大繁殖。

 屋内はウサギの排せつ物などで極めて不衛生な状態になり、シラミにたかられ、皮膚病になるウサギが続出。男性は友人と相談して、地元のマケイミー動物センター(MAC)に助けを求めた。

 MACは自分たちだけでは対応できないと判断。米国動物愛護団体(HSUS)に支援を求め、8月20日に共同でウサギの救出作戦を実施した。

 HSUSはウサギをいったん仮設避難施設に収容し、獣医師に治療を依頼。健康を回復したのちに、引き取り手を探す方針だ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋