東邦チタニウム×大阪チタニウム 軽くて丈夫なチタンを扱う大手2社を比較
ゴルフのドライバーをチタン(チタニウム)のヘッドに替えたら、これまでよりずっと軽く飛距離も伸びた。そんなゴルファーは大勢いるようです。メガネフレームをチタン製にしたら、着け心地がよくなったという人もいっぱいいます。
チタンは軽くて丈夫な金属として知られます。身近な製品から、自動車、医療、建築物、宇宙産業まで用途は多岐。いまやわれわれの生活になくてはならない存在です。
今回は、非鉄金属業界のなかでチタンを扱う「東邦チタニウム」と「大阪チタニウムテクノロジーズ」の社員待遇を比較してみます。
東邦チタニウムは1953年創業のENEOSグループのチタン製錬大手。チタン事業、触媒事業、化学品事業を手掛けます。航空機宇宙産業や一般工業向けが経営の柱で、新素材であるWEBTi(チタン多孔質体)に注視した開発も進んでいます。
大阪チタニウムは37年に大阪特殊製鉄所として設立されました。国内で初めてスポンジチタンの製造に成功。スポンジチタンはさまざまなチタン材の原料として使われます。同社製品は航空機や自動車に使用され、高品質との評価を得ています。