地方選でまた自公敗北…米沢市長選で野党支援の近藤洋介氏が当選、4年前の惜敗にリベンジ
岸田内閣の支持率低迷が影響したか。また地方選挙で野党系候補が自公推薦候補に勝利した。
任期満了に伴う山形県米沢市長選が26日投開票され、国民民主など野党が支援した新人の元衆院議員・近藤洋介氏(58)が、自民、公明推薦の元官僚(38)ら新人2人を破り初当選した。
近藤氏は4年前の市長選で24票差で現職に敗れ、再挑戦だった。国民民主や立憲民主の他、吉村美栄子県知事も近藤を支援。知名度の高さも有利に働いたとみられる。
自民は茂木幹事長が応援に入るなど組織戦を展開したが、支持が広がらなかった。投票率は63.12%で、前回の60.57%から2.55ポイント上昇した。
■高知市では野党系現職6選ならず
一方、任期満了に伴う高知市長選は、立憲、国民民主、社民が推薦し、6選を目指した野党系の現職(70)が、自民、公明推薦の元県議の新人(61)に敗れた。現職の5期20年の評価が最大の争点だったが、多選が嫌われた形だ。こちらの投票率は40.34%で、前回を3.06ポイント下回った。