唐突なバラマキ給付、台湾訪問…小池都知事が「国政復帰」へ虎視眈々と布石

公開日: 更新日:

 小池百合子都知事が国政復帰の布石を打ちつつある。

 昨年「都内の18歳までの子どもに一律月額5000円を切れ目なく給付」を打ち出した。都政担当者はその唐突感に戸惑った。

 そして今月7~8日の台湾訪問。蔡英文総統、頼清徳次期総統、デジタル担当大臣のオードリー・タンと相次いで対談。「台湾海峡の安定と地域平和を守る」などの外交問題から「少子化対策」まで話し合い、小池知事本人も「実り多い出張だった」と胸を張った。まるで外交政治家だ。

 そこで浮上した小池知事の国政復帰論だ。

「都知事選は今年の7月ですが小池さんは出馬を明らかにしていません。矢継ぎ早のばらまき給付や台湾外交など国政復帰への布石とみられているのです」(都政関係者)

 自民党内には低迷岸田首相に加えて、二階氏ら小池待望論もある。小池知事の狙いはズバリ4月28日衆院補選の東京15区。柿沢未途さんがコケて自民党も候補者がいないから当選確実……。

 自民党はまた小池百合子に引っかき回される。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    “マトリ捜査報道”米倉涼子の圧倒的「男運」のなさ…海外から戻らないダンサー彼氏や"前科既婚者"との過去

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    大阪・関西万博「最終日」現地ルポ…やっぱり異常な激混み、最後まで欠陥露呈、成功には程遠く

  5. 5

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  1. 6

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 7

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  3. 8

    巨人の大補強路線にOB評論家から苦言噴出…昨オフ64億円費やすも不発、懲りずに中日・柳&マエケン狙い

  4. 9

    元体操選手の鶴見虹子さん 生徒200人を抱える体操教室を経営、“アイドル”も育成中

  5. 10

    地上波連ドラ3年ぶり竹内涼真に“吉沢亮の代役”の重圧…今もくすぶる5年前の恋愛スキャンダル