プロ野球
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阪神藤川監督がリリーフ投手を酷使?いや、このやり方は面白い!さらなる成長を促す方法論
タヌキだな……と思った。2月の阪神の沖縄キャンプ。藤川球児新監督(44)に「抑えはどうするの?」と聞いた。 「まだぜんぜん決めていないんですよ」 新監督はこう即答したが、私は信じなかった。 後で聞けば、昨年11月の段階...
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プロ野球オンカジ利用者は全員「無罪放免」なるか…オリ山岡泰輔に続きソフトB関係者にも起訴求めず
球界のオンラインカジノ騒動に、進展があった。 福岡県警に賭博容疑で任意で取り調べを受けていたソフトバンクの関係者が、11日までに福岡地検に書類送致されたという。この関係者は、刑法の単純賭博罪の時効(3年)がすでに成立している...
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11日にスピード解禁もブームは一過性か? メジャーで話題沸騰「魚雷バット」日本球界上陸
近年稀に見るスピード可決である。 メジャーで話題になっている「魚雷バット」が、11日の公式戦から日本でも使用可能となった。この日、NPB規則委員会の友寄委員は「バットの規則の範囲内。全然問題ない」と説明。5月の実行委員会を待...
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今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した
東洋大がひとつの原点なら、もうひとつの原点は、高校である。 兵庫の宝塚シニアでプレーしていた中学時代、そこそこ名の知られた選手だった僕は、漠然と大阪の強豪・近大付属高校に進みたいと思っていた。父が同校出身で、よく練習を見に行...
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巨人の名伯楽「魔改造」第3弾はエース戸郷翔征か? 2試合7失点で「こんなの初めて…」と弱音吐露
巨人のエース戸郷翔征(25)が、11日のマツダスタジアムでの広島戦で、今季3度目のマウンドに上がる。 2年連続の開幕マウンドとなった先月28日のヤクルト戦は、5回4安打4失点。2戦目の4日の阪神戦では、3回7安打3失点で初黒...
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僕が東都大学リーグで過ごした4年間の濃ゆい思い出…入れ替え戦史上初の3試合連続本塁打を放った
東洋大の恩師・高橋昭雄監督はバントが大嫌いだった。 しかし、勝ち切れない時期が続いたことで、生意気にも「スクイズをやったらどうですか?」と進言したことがある。すると、「バカ野郎!」とこう怒られた。 「なめてんのか! 野...
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日本ハム万波中正「魚雷バット」は出番なし?直近4試合3発で《あえて変える必要なし》の声
この調子なら新バットの出番はなさそうだが……。 日本ハムの万波中正(25)が昨9日の楽天戦で、先制となる3号本塁打を放つなど4打数1安打1打点の活躍。ここ4試合で3本塁打と、エンジンが温まってきたようだ。 2023年...
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ヤクルト石川雅規「200勝」に近づく1勝の重み…24年連続勝利のプロ野球新記録を達成
生けるレジェンドが歴史を塗り替えた。 ヤクルトの石川雅規(45)が9日の阪神戦で5回83球で3失点にまとめて今季初勝利。24年連続勝利のプロ野球新記録を達成した。 「ボールはそんな速くないですけども、考え方だったり、取...
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プロ野球のSNS配信規制に選手会反対声明 NPBは権利主張も対価ナシの「ご都合主義」ではないか
プロ野球開幕から2週間。SNSの利用をめぐって〝場外乱闘〟が起きている。 昨9日、日本プロ野球選手会が今季からNPBが定めた「写真・動画等の撮影および配信・送信規程」についての見解を公式Ⅹに投稿。「NPBにはファンと選手双方...
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万引で逮捕された通算350勝・米田哲也から直接聞いた幻の巨人移籍
晩節を汚した、とはこのことだろう。史上2位の通算350勝を挙げた米田哲也の万引逮捕の愚行である。その理由が“生活苦”とは……。 その米田から直接、こんな話を聞いたことがある。 「オレな、巨人にトレードで移籍するはずだっ...
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青学大に落ちた直後、「今岡ならOK」と東洋大学入学が即決定。PL学園の底力を知った気がした
PL学園3年春、学校に「青山学院を受けろ」と言われ、合格は決まっていると思っていたセレクションでまさかの不合格。その後、「青山学院は(国学院久我山の)井口資仁(ダイエー)を取るから、同じ内野手は取らない」という噂を聞いた。 ...
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元巨人投手が指摘する阪神・佐藤輝明「三振王」だからこその脅威…《投手の立場からすれば…》
昨8日の甲子園が最も沸いたのは、背番号8が代打で登場した八回だった。1点を追う無死一塁の場面。歓声を一身に浴びて打席に立った佐藤輝明(26)はしかし、空振り三振に倒れ、甲子園は一転して大きなタメ息に包まれた。 この日、「コン...
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ヤクルト村上宗隆を悩ます2つの葛藤…メジャー挑戦へ踏むべきはアクセルかブレーキか
日本最後となるであろうシーズンの一歩目を、ようやく踏み出した。 ヤクルトの村上宗隆(25)が昨8日、二軍での西武戦で実戦復帰し、2打数1安打。2打席目に中前打を放ち、三塁守備もこなした。二軍で調整中の3月中旬に上半身を痛め、...
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藤川阪神のリリーフ酷使に賛否…「連投数に制限なし」宣言で救援陣3人が70試合超ペースのフル稼働
「連投に制限は設けていないので」 阪神の藤川球児監督(44)は、巨人に3タテを食らわした6日の試合後にこう言った。 中継ぎの石井大智(27)が1-0で迎えた六回から登板して今季初の3連投。3月29日の広島戦ではイニング...
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中日井上監督を悩ます「25歳の代打屋」ブライト健太の起用法…「スタメンでは使いにくい」の指摘も
中日の井上新監督の本音は「良かった。でも、困った」ではないか。 昨6日、ブライト健太(25)が、「2番・左翼」で今季初となるスタメン出場。初回に四球を選び、その後の連続適時打へとつなげると、5-5と同点の七回には左翼に勝ち越...
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オリ8戦7勝まさかの快進撃は春の珍事か実力か…「脱猫の目」効果と「山岡騒動」による一体感
昨6日の日本ハム戦で同一カード3連勝。8試合を終えて7勝1敗と驚異的なペースで白星を重ねている。 「打順をなるべく固定しているところがうまく機能しているのではないか」と、球団OBがこう続ける。 「開幕から杉本を4番に固定...
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新庄監督のガマンが日本ハムの命運握る…昨季の快進撃呼んだ「コーチに采配丸投げ」継続中
昨年のCSファーストステージ第2戦。ロッテ相手に延長十回サヨナラ勝ちした日本ハムの新庄剛志監督(53)は、こんなことを言っていた。 「岸マネジャーにオーダーを組んでもらった」「チームがひとつになるっていうところで。継投と代打と...
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巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に
こんな試合を、巨人の長嶋茂雄終身名誉監督は「相撲に勝って、勝負に負けた」と表現したものだ。内容で勝りながら、試合を落とす──。昨6日、完封負けで阪神に3連敗を喫した阿部慎之助監督は、まさにそんな心境だったろう。 打線が阪神先...
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ソフトバンク囲み取材「録音禁止」で漂う不穏ムード…メディアとの間に溝が
「本拠地のファンに申し訳ないという思いがあった」 こう言ったのは、ソフトバンクの小久保裕紀監督(53)。昨6日の西武戦で本拠地ペイペイドームの6試合目にしてようやく、福岡で白星を手にした。 前年リーグ覇者がここまで2勝...
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佐々木朗希“肩肘無傷"が生む恐怖…2戦連続KOで崖っぷち、力加減が分からぬままフィリーズ戦先発へ
「少なくとも海を渡った時点で、例えば靱帯損傷のような肩肘のキズはないと聞いています」 こう言うのはロッテOB。日本時間6日のフィリーズ戦に先発する佐々木朗希(23=ドジャース)に関してだ。 ロッテに在籍した昨年は5、6...
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ネットで”集中砲火"の西武3人衆がビッグイニング演出で汚名返上!ファンの怒り鎮める大量得点
あの西武打線が爆発した。4日のソフトバンク戦の四回に打者11人の猛攻で大量6得点を奪い取り、6-0の完封勝利。今季5試合目にして、やっと西口新監督に初白星をプレゼントである。 91敗を喫した昨季はダントツの最下位。チーム打率...
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岡本和真の三冠王チャンスに巨人は複雑? 合わせてリーグVならポスティング容認待ったナシ
巨人の主砲がまずまずのスタートを切った。 4番の岡本和真(28)が4日の阪神との試合前の時点で20打数8安打、打率4割。巨人勢が打率30傑の中で5位までを独占する中、リーグ2位につけていた。 4日の阪神戦は3打席目に...
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広島・二俣翔一は前歯8本破損しても「気合と根性」で出場直訴!「黒マスク」の超新星
試合前まで単独最下位だった広島が、4日のDeNA戦で逆転勝ちを飾った。 DeNA先発の石田裕の前に3回まで走者を出せなかったが、2点を追う四回2死、3番小園の二塁内野安打が8イニングぶりのヒットになると、2死二、三塁から今季...
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日本ハムで金満球団から弾かれた選手が活躍する痛快…「現ドラ組」吉田賢吾が2戦連発弾
足らぬ足らぬは工夫が足らぬ――か。 日本ハムの「現役ドラフト組」吉田賢吾(24)が2日のソフトバンク戦に続き、4日のオリックス戦でもド派手な一発をぶちかました。 相手は開幕戦でも七回まで完全投球を演じたエースの宮城。...
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PL学園から青学大へのスポ薦「まさかの不合格」の裏に井口資仁の存在…入学できると信じていたが
アトランタ五輪決勝は最強キューバの牙城を崩せず銀メダル。ただ、予選リーグ1勝3敗から4連勝して決勝へ。僕は控えから4試合目にスタメンに抜擢されると、最終的に4割以上の成績が残せた。完全燃焼した2位だった。 アトランタメンバー...
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佐々木朗希は「70年ぶりの重圧」に耐えられるか…山本由伸はともかく、2戦連続KOの心もとなさ
カブスとの日本開幕シリーズ(3月18、19日=東京ドーム)からの連勝を「8」としたドジャース。1933年にヤンキースがマークした前年のワールドチャンピオンによる開幕連勝記録を更新した。 ドジャースは日本時間4日の移動日を挟み...
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ヤクルト小川泰弘が崖っぷちから復調アピール!92球“マダックス”達成で高津監督も《文句はつけられない》
「文句はつけられない」とは、ヤクルトの高津監督。そりゃ、そうだ。 昨3日の広島戦に先発した小川泰弘(34)がわずか92球、被安打2で9回シャットアウト。神宮の「ライアン」が3年ぶりの完封勝利を100球未満の「マダックス」で達成...
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ロッテ石川柊太は「暴れ馬」…最多四死球は計5回、移籍後初先発いきなりの危険球退場で出た“らしさ”
苦い本拠地デビューとなってしまった。 昨3日、ソフトバンクからFA移籍したロッテ石川柊太(33)が、今季初先発。古巣時代から相性の良いゾゾマリンのマウンドに上がったものの、0-0の二回1死一、三塁で若月に頭部死球。わずか21...
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巨人・田中将大「中13日」ローテで200勝到達大作戦!登板日変更のウラに阿部監督の親心
田中将大(36)が巨人デビュー戦を586日ぶりの勝利で飾った。 昨5日の敵地での中日戦で今季初先発。いきなり連打を浴びて招いた無死一、二塁のピンチで、石川を併殺打に仕留め無失点。三回に犠飛で1点を失ったものの、五回1死満塁の...
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今年の選手名鑑では誤報トラブルも…オリ「花の独身」苦労人・西野真弘の決勝2ラン
スーパーサブがバットひと振りで試合を決めた。 昨2日、オリックスは3-2でロッテに勝利。1点ビハインドの七回、1死一塁の場面で決勝2ランを放ったのが、「9番・三塁」でスタメン出場した西野真弘(34)だ。 東海大浦安で...