「小泉同窓会」誘い蹴った上川陽子外相の政治センス “次の首相”候補は永田町の作法に疎い?

公開日: 更新日:

 岸田政権が必勝を期す静岡県知事選(26日投開票)をめぐる「うまずして発言」で炎上、足を引っ張る上川外相(71=衆院静岡1区)が永田町でも眉をひそめられている。

 小泉政権で要職を務めたメンバーが定期的に集う「同窓会」の誘いを固辞。自民党の長老たちを袖にしたというのだ。女性国会議員の中で最も「総理のイス」に近いとされるが、永田町の作法には疎いらしい。

 くだんの同窓会は今月14日に都内で開かれた。集ったのは小泉純一郎元首相(82)、自民党の武部勤元幹事長(83)、山崎拓元副総裁(87)らだ。

「みなとっくに政界を引退しているので、現役の政治家を招くのがお約束。小泉元総理を除けばメンバー最年少の武部氏が事務局のような役回りをしていて、上川さんに声をかけたそうです。小泉政権時代は大臣未経験だった上川さんは有資格者ではありませんが、世論調査の『次の首相』で常連の旬の女性。〈一回メシでも〉ということだったようですが、上川さんの返事はノー。生臭いOBを煙たがったのか、イジられるのが嫌だったのか」(与党関係者)

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    随意契約“小泉米”をホメているのは新聞とテレビだけ…専門家の評判はからっきし

  2. 2

    石丸現象は完全消滅…都議選で自民党と並ぶ42人擁立も新党「再生の道」は壊滅危機

  3. 3

    山尾志桜里氏「みそぎ」の出馬会見で火に油…延々2時間半「すみません」連呼、8年前の不倫報道には“完黙”

  4. 4

    国民民主党の凋落が止まらない…東京都議選の目標議席「11→5」にシレッと“下方修正”の哀れ

  5. 5

    進次郎農相の“JA憎し”どこまで…「古古古古米」込み20万トン再放出の“逆兵糧攻め”で宿敵つぶしに躍起

  1. 6

    山尾志桜里氏が参院選「公認取り消し」に至るまで…玉木国民民主またポンコツぶり露呈

  2. 7

    コメ高騰と備蓄米叩き売りで進次郎農相・自民農水族・財務省が“焼け太り”…輸入拡大ならトランプ大統領もニンマリか

  3. 8

    福岡厚労相ついに“白旗”…健康保険証の代わり「資格確認書」の一律送付「最後は自治体の判断に委ねる」

  4. 9

    参院選の争点に浮上か? 野党3党がガソリン「暫定税率廃止」法案を共同提出する深謀遠慮

  5. 10

    自民党の大嘘…12年前に掲げた「農業・農村全体の所得を今後10年間で倍増」はどうなった?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波