自民党の車座対話で怒号飛んだ! “大票田”神奈川県連幹部が裏金事件に激怒した意味

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「県連をなめているのではないか!」――。自民党が21日に神奈川県横浜市で開いた「政治刷新車座対話」の場にこんな怒声が響いたという。

「政治刷新車座対話」は自民党派閥の政治金パーティーを巡る裏金事件を受け、党総裁の岸田文雄首相(66)の肝いりで始まった会合だ。一般有権者の声を広く聞く場とは異なり、参加者の多くが同党都道府県連の幹部という「身内」のため、「単なるガス抜き会議」などと冷めた見方が少なくなかったが、この日は当初から張り詰めた空気が漂っていたという。

 神奈川県連幹部らは開催が遅いことに対する不満の声を上げ、慌てた平井卓也広報本部長(66)は「早くやるべきだった」と釈明。さらに平井氏が「野党も同じようなパーティーを開催している。野党幹部の(政治資金収支報告書)不記載問題もある」と言うと、参加者らは「言い訳だ。だから国民は信用しない」「話が頭に入って来ない。心に全く響かない」などとバッサリ切り捨てたという。

甘利明元幹事長が落選した2021年10月の衆院選のような空気感

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