原辰徳氏も参戦 PGAシニアツアー「ファンケル クラシック」開催(10月18日から)

公開日: 更新日:

レジェンドたちの名勝負を堪能する3日間

 毎年多くのギャラリーが集まる人気のPGA(日本プロゴルフ協会)シニアツアー「ファンケル クラシック」が今年も10月18日(金)から20日(日)の3日間、裾野カンツリー倶楽部(静岡県裾野市)で開催される。

 これまで多くの名勝負を生み出してきたツアー屈指の大会だけに今回も大いに楽しめそうだ。

 また、同大会の特別顧問を務める前巨人軍監督の原辰徳氏がアマチュア枠で出場が決定した。

シニアの元気が日本の元気‼

 今回で23回目を迎える「ファンケル クラシック」は「シニアの元気なくして、日本の景気回復なし」との思いから「シニアの元気が日本の元気!!」をスローガンに2001年にスタートしたシニアトーナメント。

 トップシニアプロによる熱戦が繰り広げられることもさることながら家族揃って楽しめるイベントの数々が行われることもあって、毎回多くのギャラリーが集まることでも知られている。

 これまで夏を代表するシニアゴルフトーナメントとして長年親しまれてきている同大会は、今年から装いも新たに開催時期を8月から秋の10 月へと変更した。その理由を同大会事務局の白石泰章氏はこう説明する。

「ご家族で楽しんでいただけるトーナメントにしたいとの考えから第1回大会から夏休みの時期である8月に開催してきました。しかし、ここ数年の記録的な酷暑でプレーする選手はもちろんボランティアやギャラリーの皆さんの熱中症リスクを考えますと、暑さの和らぐ10月の開催がいいのではないかということで変更を決めました。これにより選手がプレーをしやすくなっただけではなく、ギャラリーの皆さんにとっても観戦しやすいトーナメントになったと思います」

6年ぶりに原辰徳氏が出場!

 今大会には大きな話題がある。それは同大会の特別顧問を務める前巨人軍監督の原辰徳氏がアマチュア枠で出場するということだ。

 原氏といえばゴルフ上手の選手・OBが多いプロ野球界でも1、2を争う腕自慢で知られる。

 「ファンケル クラシック」には2018年の第18回大会以来6年ぶり2度目の参戦となる。18回大会では3日間で過去最高の25,214名が会場に押し寄せ、最終日に2バーディ・2ボギーの「72」でラウンドをしたことで、多くのギャラリーを魅了させた。今回も多くのファンが会場に押し寄せてきそうだ。

 ちなみに原氏は大会事務局を通じて、「前回出場した際にはギャラリーの皆さまの声援を受けて大変楽しく、かつ緊張感を持ってプレーできたことが思い出されます。今大会もギャラリーの皆さまと一緒に裾野カンツリー倶楽部という名コースを楽しみながら攻略できればと考えております。皆さまと会場でお会いできることを楽しみにしています」とコメントしている。

女子シニア選手も熱く燃える!

 大会では19日(土)・20日(日)の2日間、45 歳以上の女子シニア選手6名によるエキシビジョンマッチ(賞金総額200万円・優勝100万円)の併催が決定した。

「弊社は女性の活躍を応援する企業であり、昨年初めて開催したところ大変好評だったことから今年も続けて行うことにしました。今回は女子ゴルフ界のレジェンドである福嶋晃子選手が初参戦する他、斉藤裕子選手、表純子選手、福嶋浩子選手、酒井千絵選手、西川みさと選手の出場を予定しています」(前出・白石さん)

 男子選手に負けない女子選手たちの華麗なプレーは大会をさらに盛り上げてくれるはずだ。

シニアツアー界のビッグネームが多数参戦予定

 優勝賞金1400万円(賞金総額6000万円※グランドシニア特別賞含む)を目指して今大会に出場する選手は78名(プロ73名・アマチュア5名)。

 昨年、大会初制覇を果たし今回6人目の大会連覇を目指す宮本勝昌をはじめ、レギュラーツアー31勝のツアー永久シード保持者でシニアツアーでも現在賞金ランキング2位と実力を遺憾なく発揮している片山晋呉、大会最多優勝記録(4回)の持ち主・室田淳、大会3連覇の偉業を達成している高橋勝成、さらにはP・マークセン、伊澤利光、鈴木亨、谷口徹などといった実力者が顔を揃えている。

 今大会はコロナ禍によって中止となった20年を除く過去6大会でプレーオフが4回行われているほど毎回接戦が展開されているばかりか、今回の結果はシニアツアーの賞金王争いにも大きく影響する。それだけに各選手が目の離せない熱き戦いを繰り広げることは間違いない。

ギャラリーを楽しませる多彩なプログラムを用意

 毎年多くのゴルフファンを喜ばせている「ファンケル クラシック」は、子どもから高齢者まで誰もが楽しめるプログラムが盛りだくさんなことが見逃せない大きな特徴だ。

 会場内には「AIパーソナル肌分析」で肌の状態を確認できる「肌チェックコーナー」や骨の健康状態を知ることができる「健康チェックコーナー」が設置される他、縁日やパターゴルフなどが楽しめる「KIRINキッズパーク」、出場選手と写真が撮れるコーナーなど子どもたちが夢中になりそうなプログラムを用意。

 さらには今年初めての試みとして、「#ファンケルクラシック2024」「#シニアの元気が日本の元気」という2つのハッシュタグをつけてSNSに投稿するとプレゼントがもらえる「SNS投稿キャンペーン」、選手のサイン入りキャップなどが抽選で当たる「会場内スタンプラリー」も行われる予定になっている。

国連世界食糧計画などへの寄付を実施 ~ファンケル クラシック基金

 「ファンケル クラシック」では第1回大会より収益金を大会開催地である裾野市などに寄付してきたが、2007年の第7回大会からは「ファンケル クラシック基金」を設立。大会を通じた社会貢献活動を行っている。

 昨年は約255万円を裾野市、 WFP(国際連合世界食糧計画)へ寄付。今年も引き続き実施することになっている。

 シニアプロたちの卓越した技やエキサイティングなプレーを思う存分堪能したいのなら現地で観戦するに限る。チケットは前売券3000円 (3枚綴り)、当日券18日1000円・19日20日2000円
※全て消費税込み。高校生以下、 70 歳以上は無料。販売は裾野カンツリー倶楽部、ローソンチケットで。

 会場へは東京方面からなら東名高速道路裾野ICから約5㎞、約10分。電車なら東海道新幹線三島駅北口から無料シャトルバスが利用できる。

魅力ある大会をご自宅で。BSテレビ東京のライブ中継にも注目

 一方、現地に行けないのなら19日12時~14時30分、20日12時~15時にBSテレビ東京で予定されているテレビ中継を観るのがおススメ。最終日の20日には試合展開によって延長もあるというから勝者決定の瞬間までしっかり見届けることができそうだ。

提供:ファンケル クラシック2024

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    藤川阪神のドラ1指名は高卒投手か…最速150キロ超で《潜在能力の高さは世代ピカイチ》

  2. 2

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  3. 3

    谷原章介長男の芸能界挑戦で改めて感じる器の大きさ…実父・いしだ壱成と共演の可能性も

  4. 4

    目黒蓮“おバカキャラ封印”でますます上がる俳優業のハードル 「何をやってもキムタク」化の不安

  5. 5

    小泉孝太郎を他者第一にした "師匠"いかりや長介の教え

もっと見る

  1. 6

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  2. 7

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 8

    失敗を失敗でなくしてくれた…ふかわりょうの恩人に対する深い愛情

  4. 9

    森七菜の移籍トラブルと重なる伊藤健太郎の不義理退所…チラつくステージママの影

  5. 10

    昇格決定的の中日・井上二軍監督は立浪監督と何から何まで“正反対”《明るさと社交性のある熱い男》