プレミア勢の獲得参戦も 移籍市場で急騰するロドリゲス株
ウルグアイ戦(現地28日)の衝撃的な2ゴールで得点王争いのトップに立ち、今大会の主役に躍り出たコロンビアの新鋭MFハメス・ロドリゲス(22)。
その活躍は瞬く間に世界中に知れ渡り、移籍マーケットでの評価もウナギのぼり。金満クラブが多いイングランドからは、早速オファーの噂が聞こえてきた。
英サッカーサイト「コート・オフサイド」は29日、英プレミアリーグのチェルシーが、ロドリゲスが所属するフランスリーグのASモナコに対し、同じくコロンビアのエースであるファルカオ(28)と2人合わせて移籍金9600万ポンド(約166億円)を提示する用意があると報じた。
英デイリー・スター紙によれば、チェルシーのライバルであるマンチェスター・ユナイテッドもロドリゲス獲得に名乗りを上げるという。
実はマンU、これまで2度もロドリゲス獲得に失敗している苦い過去がある。10年夏、当時ロドリゲスが所属していたアルゼンチンのクラブに650万ポンド(約11億2500万円)でオファーしたものの、ポルトガルのFCポルトにかっさらわれた。昨年はそのポルトに4000万ポンド(約69億円)のオファーを出したが、躊躇(ちゅうちょ)している隙にモナコに持っていかれてしまったのだ。来季に向け着々と補強を進めるマンUだが、“3度目の正直”に向けて本腰を入れるのか。
ロドリゲスはウルグアイ戦後、「スペインでプレーできることは夢だね」と発言、「バルセロナよりレアルのほうが好き」と加えたことで、レアル・マドリードの獲得レース参戦も確実だ。
果たしてロドリゲスはW杯後の新シーズン、どこのユニホームに袖を通すのか。