異例の現地解散…ザックJAPAN「人間関係崩壊」の瞬間

公開日: 更新日:

 ブラジルW杯1次リーグC組で1分け2敗という無残な結果に終わった理由のひとつに、チームの人間関係がバラバラだったことが挙げられる。

 昨年10月の東欧遠征で、本田圭佑とザッケローニ監督がすでに求心力を失っていたことは知られるが、この時にある決定的な事件が起きていた。「GK川島永嗣の本田罵倒事件」だ。

■川島が本田の胸ぐらをつかみ

 遠征で日本代表は、セルビア、ベラルーシとW杯予選を突破できなかった相手に2連敗を喫した。ベラルーシ戦後、整列に加わらずベンチに座ったまま、サポーター席にあいさつに行かなかった本田に川島がキレたのだ。

「あいさつくらいしたらどうなんだ!」と語気を荒らげた川島に、「感謝の気持ちはある。それで十分やろ!」と取り合わない本田。ところがロッカーに引き揚げてから第2幕が始まった。チームメートのミスを指摘する本田に川島が「お前も何度もミスしたじゃないか!」と言うと、「アンタこそミスが多い!」と本田がやり返したのだ。

「川島が鬼の形相で本田の胸ぐらをつかんだので周囲の選手が慌てて割って入り、何とか殴り合いのケンカは避けられた。でも、この日から本田派と反本田派、中立派の3つグループに分かれてしまった」(試合を取材した記者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…