メキシコ敗退も…GKオチョアは来季年俸大幅アップ確実
今大会で名前を売ったひとりがメキシコGKのオチョア(28)だ。0-0の引き分けだったA組1次リーグのブラジル戦ではスーパーセーブを連発。惜敗したこの日のオランダ戦でも、1対1になったロッベンのシュートを左足で防ぐなど反応の良さをアピールした。
現在はフランス1部リーグのアジャクシオ所属で今月末に契約が切れる。クラブは今季の低迷で2部降格が決定。シーズン中から移籍先を探していた。今大会前には仏の強豪マルセイユが年俸1億円程度でオチョアを獲得するという報道もあったが、本人は「W杯が終わってから最終的な移籍先を決めたい」とマルセイユ入りを決断しなかった。
■プレミアとセリエAのビッグクラブも興味
オチョアの年俸は現在5000万円程度といわれている。それが来季は数十倍に跳ね上がりそうだ。
すでに、英メディアが「リバプールが移籍金を含め500万~600万ポンド(約8億6500万~10億3800万円)での獲得を目指している」と報じれば、イタリアのサッカー関係者も、ACミランは正GKアッビアーティが高齢(36)のため、10億円以上を費やしてでも「メキシコの英雄を獲得する」と述べている。
当初の移籍先の第1希望はフランスだったが、ブラジル戦後には「他国でのプレーという選択肢もある。全てのオファーも受け入れる用意がある」と仏紙に語っている。来シーズンはイングランドか、イタリアかドイツか……いずれにせよビッグクラブでプレーしているはずだ。