予算不足で対策大丈夫? リオ五輪を襲う「ジカ熱」の恐怖

公開日: 更新日:

 深刻な財政難、会場建設の遅延から開催が危ぶまれているリオ五輪(8月5日~)。

 開幕まで6カ月に迫りながら、新たな問題が浮上した。

 リオ市保健局は24日(現地時間)、五輪開催期間中、南米で発症が確認されている「ジカ熱」への感染、拡大阻止に全力で取り組むと表明。同局があらためて注意喚起を呼びかけた。

 厚生労働省のホームページによれば、デング熱などと同様に蚊を媒介して人に感染する。軽度の発熱、頭痛、発疹、結膜炎などの症状が見られ、妊婦は特に注意が必要だ。妊婦が感染した場合、生まれつき頭が小さい「小頭症」の新生児が誕生するリスクがあるからだ。

 リオ市では今後、オリンピック競技場、施設周辺に殺虫剤を散布するなどして、大会期間中の被害拡大を全力で食い止めるとしているが、同市は深刻な予算不足にあえいでいる。

 ジカ熱の対策にどれだけの予算を割けるのか微妙だ。不測の事態に備えて、女子アスリートは出場に慎重を期するべきかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動