バレ離脱“ケガの功名”に ヤクルト左翼でスタメン争い激化
芳しくないチーム状態に追い打ちをかける事態が起きた。15日、助っ人バレンティンに左脇腹の肉離れが判明。試合前に球場を後にしたのだ。
12日のソフトバンク戦前の打撃練習の際に痛めていた。真中監督が、開幕に間に合わない可能性があることを示唆したチームは、キャンプ中に畠山がギックリ腰、オープン戦序盤には川端がインフルエンザでそれぞれ離脱。川端はこの日の広島戦から一軍復帰を果たしたものの、調整は遅れ気味である。ヤクルトは昨年、2年連続最下位から14年ぶりのリーグ優勝を果たしたが、キャンプからの主力の相次ぐ離脱は不安材料ではある。
「確かにこの時期のバレの離脱は痛い。でも、早くても4月上旬ごろには一軍復帰できると思う。ケガは軽度で、この日もランニングをしていたくらい。長期離脱を避けるため、無理をさせないで大事を取ったのです。実際、真中監督はこの日、『長いシーズンのことを考えよう。悪いけど、我慢してくれ』と伝えている。離脱中の畠山も近日中に二軍戦に出場する予定で、開幕戦の復帰を目指している。早い段階でフルメンバーが揃う」(チーム関係者)