熾烈ヤクルト外野手争い 故障不安消えたバレ補欠の現実味

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 今年は身分安泰とはいかない。

 20日、ヤクルトの一、二軍合同スタッフ会議が開かれ、キャンプメンバーの振り分けなどを話し合い、ドラフト1位・原樹理(東洋大)、同5位・山崎晃大朗(日大)の一軍スタートが内定。真中監督は「周りの選手もいるが、気負わず自分のペースでやってほしい」と、話した。

 リーグ連覇に向けて、新人の活躍も期待したいところだが、何より気になるのが助っ人バレンティンの復活だ。

 14年オフに左足首を手術した影響で来日が大幅にずれ込んだ昨季は、4月24日に復帰するも、わずか1試合で今度は左太ももを痛めて手術。9月18日に一軍復帰したが、わずか15試合で打率.186、1本塁打、6打点と精彩を欠いた。

 このオフにティー打撃やシャトルランなどで自主トレに励む映像を確認したという真中監督は、「経過の報告は非常にいい。今のところは大丈夫そう。本人が何とか今年、やってやろうという思いはあると思うし、やってほしい」と期待を寄せている。

 バレは今季で4年契約が満了する。来年以降の契約を見据えて奮起する可能性はあっても、昨年の成績を見れば、期待はしても計算はできない状況ではないか。

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