マエケン来季変身 “省エネ投法”で10.5億円の出来高狙う
「いろいろと経験できていい一年だった」――。
メジャー1年目を終えて27日早朝に帰国したドジャース・前田健太(28)がこう言った。
今季は32試合に登板して16勝11敗、防御率3.48。チームでは唯一、開幕からローテーションを守り、エースのサイ・ヤング賞左腕カーショウが腰痛で離脱した夏場にはエース格として投手陣を牽引した。
「16勝できたし、ポストシーズンでも投げられた。成長できた一年だったと思う」(前田)
■防御率2点台と200イニング登板
もっとも、シーズン終盤に息切れし、ポストシーズンは3試合(計10.2回)で0勝1敗、防御率6.75。最長4回と振るわず、「自分がいい投球をできなかった悔しさはある」と厳しい表情で話した。
レギュラーシーズンは32試合に先発しながら投球回数は175.2。シーズン終盤からの失速に加えて、長いイニングを投げられなかった反省から、来季の目標は「防御率2点台と200イニング登板」だという。