カープに“6億円争奪戦”勃発 黒田引退でナインさらに奮起
広島にとっては、「追い風」になりそうだ。
日本シリーズ直前に今季限りでの引退を発表した広島の黒田博樹(41)は、25日の第3戦に先発することが決定。黒田は「残っているのは2チームだけ。お互いいいシリーズにできれば」と、意気込んだ。
黒田は15年に広島に復帰してからの2年間、多くの後輩選手に惜しみなく助言を送ってきた。精神的支柱としてチームを牽引した偉大なる先輩の引退発表に、「黒田さんの花道を飾るためにも、日本一を達成したい」と一致団結ムードが広がっているというが、“副産物”はそれだけではない。
「目の前に大きな『ニンジン』がぶら下がったわけですから」とは、放送関係者。
「黒田の年俸は球界最高の6億円。これがそっくり浮くことになる。広島は今季、本拠地マツダスタジアムの観客動員が過去最多となる約215万人を記録し、増収増益は確実。さらに、CSファイナルステージをマツダスタジアムで4試合開催したことで、少なく見積もっても5億円以上の臨時収入も得た。25年ぶりのリーグ優勝を果たし、選手たちはオフの年俸アップに大きな期待を抱く中、そこへ『6億円』が追加されるわけですから、日本シリーズでさらにアピールをして、もっともっと給料を上げてやると、腕まくりをしていますよ」