聴取の約束無視 貴乃花親方はもはや相撲協会に居場所なし

公開日: 更新日:

 こうなった以上、貴乃花親方(45)に残された道は、ひとつしかないのではないか。

 12日発売のスポーツニッポンで、日馬富士暴行事件について「まだすべてが終わったわけではない」とコメントしたのだ。

 貴乃花親方は11月30日の理事会で、日馬富士の書類送検後、危機管理委員会による弟子の貴ノ岩の聴取に応じる約束をしている。そしてさる11日、日馬富士が実際に書類送検された。にもかかわらず「すべてが終わったわけじゃない」とはどういうことか。

 スポーツニッポンによれば、貴乃花親方は貴ノ岩の具合について「よくないので大変なことになっているんだよ」と答えている。

 書類送検後の聴取という約束をほごにする事情が生じたのであれば、メディアより先に協会に説明すべきなのに、それをしないばかりか、これでは約束自体を無視しているようなものだ。相撲協会という組織に所属、巡業部長の要職にありながら、巡業中のトラブルに関する報告は後回し。貴ノ岩の事情聴取に協力してもらいたいという再三の要請に対しても「拒否します」の一点張り。何度連絡しても電話に出ず、用件は書面を通じて欲しいと要求。書面をわざわざ貴乃花部屋に持参した危機管理部長に対しては、次からファクスでいいと居留守まで使って会おうとすらしなかった。昨12日、八角理事長は貴ノ岩の聴取に協力するよう求めている件で、貴乃花親方が要請に応じていないことを明らかにした。「いまのところ、協力するとは(連絡を)もらっていない」とは八角理事長だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    いとうあさこだけでない「育ちの良さ」が隠せない50代女芸人…“実家が太い”“隠れ高学歴”の強者も

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    ドジャース大谷の3年連続本塁打王に超強力ライバル…ベテラン2人が「新規大型契約」狙い目の色変える

  4. 4

    松本潤はやっぱり“持っている男”だった! 主演の7月期TBS日曜劇場はヒットの条件が勢揃い、「どうする家康」の汚名返上へ

  5. 5

    いとうあさこ「過去の不倫」告白もダメージゼロ! 本物の“お嬢様”が持つ愛され要素

  1. 6

    阪神藤川采配の奇々怪々…「佐藤輝明を三塁に固定、ヘルナンデスを外野で使うのが普通やろ」

  2. 7

    【スクープ!】元横綱白鵬が相撲協会に「退職届」を突きつけていた! あまりの自己チューぶりに「洗脳説」まで浮上

  3. 8

    備蓄米で不当に儲けている? ネットにあふれる「コメ高騰は卸売業者が元凶」ウワサの真偽

  4. 9

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  5. 10

    国民民主党ブームはジ・エンドか…玉木雄一郎代表「備蓄米は動物の餌」発言に批判殺到